金曜ドラマ『家族狩り』
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【ディレクターズカット版ブルーレイ&DVD】
金曜ドラマ『家族狩り』のBlu-ray&DVDが未放送シーン満載のディレクターズカット版として発売されることが決定しました。
金曜ドラマ『家族狩り』ディレクターズカット版ブルーレイ&DVD
発売日:2015年2月4日(水)
価格:Blu-ray BOX/26,400円+税
DVD-BOX/20,900円+税
製作著作・発売元:TBS
販売元:TCエンタテインメント
ご予約・詳細はTBSishopへ
【サウンドトラックCD】
オリジナル・サウンドトラック CD の発売が決定しました!
金曜ドラマ『家族狩り』オリジナル・サウンドトラック
音楽:林ゆうき・橘 麻美
発売元:Anchor Records
品番:UZCL-2060
発売日:2014年9月10日(水)
価格:¥2,500+税。
原作紹介
天童荒太『家族狩り 第一部~第五部』(新潮文庫刊)
高校教師・巣藤浚介は、恋人と家庭をつくることに強い抵抗を感じていた。馬見原光毅警部補は、ある母子との旅の終わりに、心の疼きを抱いた。児童相談センターに勤める氷崎游子は、虐待される女児に胸を痛めていた。女子高生による傷害事件が運命の出会いを生んだ。そして、悲劇によって結ばれた人びとは、奔流のなかで、それぞれの生に目覚めてゆく。人間の醜さ、哀しさ、気高さ――、そのすべてを描く、天童荒太の代表作。
幻世(まぼろよ)の祈り 家族狩り 第一部
(本体476円+税)新潮文庫刊
遭難者の夢 家族狩り 第二部
(本体476円+税)新潮文庫刊
贈られた手 家族狩り 第三部
(本体476円+税)新潮文庫刊
巡礼者たち 家族狩り 第四部
(本体514円+税)新潮文庫刊
まだ遠い光 家族狩り 第五部
(本体667円+税)新潮文庫刊
主題歌
androp『Shout』 WARNER MUSIC JAPAN/unBORDE/respire
2014.08.13 release
初回限定盤(CD+GOODS) *3色のカラーフィルム仕様
WPCL-11953 ¥1,700(without tax)
通常盤(CD)
WPCL-11954 ¥1,200(without tax)
01.Shout
02.Run
03.Alternative Summer
M01 Shout(TBS系金曜ドラマ「家族狩り」主題歌)
【GOODS】(初回限定盤のみ)
オリジナル・ピンバッジ(2個)
あらすじ
最終話
行方不明になった游子(松雪泰子)が、芳沢家にいると気付いた浚介(伊藤淳史)は、馬見原(遠藤憲一)に助けを求めつつ急いで芳沢亜衣(中村ゆりか)の家へと向かう。
ところが、大野(藤本隆宏)から一撃を受け、意識が戻ったときには目の前に恐ろしい光景が……。
家族に絶望した亜衣は、死を覚悟し葉子(財前直見)と大野に全てを託そうとする。ところが浚介は「死んでは駄目だ!!」と必死に亜衣に思いを告げる。そして游子も亜衣に優しく言葉をかける。
犯人は、なぜ家族を狩ったのか?
そこには11年前の悲劇が深く影を落としていた……。
游子、浚介、馬見原。それぞれが出した“家族”の意味とは!?
その全てが明らかになる。
游子(松雪泰子)は、シロアリ駆除業者の大野(藤本隆宏)にあることを確認するため大野白蟻工業を訪問するが、そこが葉子(財前直見)の自宅と隣接していることに気付き困惑する。
一方、氷崎家を飛び出したまま連絡がつかない游子の身を案じる浚介(伊藤淳史)は、翌朝、亜衣(中村ゆりか)からのメール着信で目を覚ます。すぐに返信するが、亜衣からは返信がない。
そこへ民子(浅田美代子)が狼狽した様子でやって来た。「游ちゃんが帰ってこない」と言うのだ。朝一番に民子と病院に行く約束をしていて、その約束を游子が守らないのはありえない、と必死に浚介に訴える。游子の行き先に心当たりがないか問うと、シャンプーを受け取りに友人宅に行ったかもしれないが、それが誰なのか名前も場所も分からないと言う。
游子の身に何かが起きたと感じた浚介は、渓徳(北山宏光)に游子の目撃情報を集めるよう依頼する一方、葉子にも電話をして游子が行方不明になった事を知らせる。
さらに、浚介は馬見原(遠藤憲一)を呼び出し、游子が一連の事件の真犯人に捕まったのではないかと訴え、犯人の唯一の手がかりであるシャンプーの個人輸入者を探して欲しいと依頼する。
ところが、馬見原は游子こそが真犯人であると疑わず、「自分の見立てで動く」と依頼を断る。しかし浚介は一歩もひるむことなく、馬見原に「大事な人の命が危ない」「氷崎さんを助けてください」と土下座して訴え……。
游子の家に不法侵入し、民子ら家族を殺そうとした駒田だったが游子が帰宅したため、駒田は逃走。児童ケアセンターの一時保護所で父・駒田を待つ玲子のためにも大事にはしたくない游子だったが、警察は殺人未遂事件として捜査を始める。
そんな中、浚介の携帯電話に亜衣から一通のメールが届いた。そこには「私も実森勇治みたいになるかも」との文字が。游子からの助言もあり、浚介は亜衣の家へと急ぐ。ところが、亜衣の母・希久子から門前払いされてしまう。そこに、希久子から相談を受けている葉子がやって来た。葉子は浚介に「今日のところは私に任せて」と伝え、浚介にその場から立ち去るよう促す。
一方、馬見原は、綾女からの電話を受けて病院へと向かっていた。研司が油井によって頭に大怪我を負ったのだ。そこへ油井から「一対一でケリをつけよう」と電話が入る。すぐさまその挑発に乗る見原だったが、それは油井の罠だった…。
巣藤浚介が実森勇治の家を訪ねると、そこには変わり果てた一家の姿が。さらに、血まみれの智代の体を拭く氷崎游子の姿を目撃した浚介は、ある疑念を抱く…。
実森家の一家心中事件について警察から事情聴取された浚介は、勇治らは心中ではなく誰かに殺されたと主張。居合わせた馬見原は、半ば強引に浚介を所轄の警察署へと連行する。
取調べ室に入った馬見原は、「実森家は一家心中事件じゃない。誰かに狩られたんだ」と自身の思いを語り始める。さらに游子の壮絶な過去を聞いた浚介は、彼女への疑念をさらに深めてしまう。
そんな中、勇治が籍を置いていた桐明学院高校では、緊急の職員会議が開かれ校長から「マスコミの取材には一切応じない」「葬式には参列しない」などの指示が出される。しかし、その決定に浚介は納得がいかない。
事件後、実森家の前には献花台が設置され、游子は山賀と共に献花に訪れる。そこに浚介もやって来るが…。
巣藤浚介の必死の呼びかけで入学式以来、不登校だった実森勇治が桐明学院高校にやって来た。
ところが元担任の清岡美歩の心無い一言で、勇治は再び心を閉ざしてしまう。学校を飛び出し自宅に戻った勇治は、家中の物を母・智代に投げつけ、怯えさせる。智代は氷崎游子に助けを求めるが、游子と浚介が駆けつけると「二度と関わらないで」と助けを拒絶し…。
馬見原光毅は、妻・佐和子が川に飛び込んだと連絡を受け、慌てて病院へと向かう。佐和子をまたも精神的に追い込んだことで、娘・真弓の怒りが爆発。実の父である馬見原に「死神!!」と殴りかかる。馬見原家の溝は深まるばかりだ…。
ある日、浚介の携帯に勇治からメールが届いた。絶望の中にも前向きな内容に浚介は喜びを感じる。ところが翌朝、浚介が目覚めると携帯に勇治からの留守番メッセージが残されていた。胸騒ぎを覚えた浚介は、慌てて実森家へと向かうがそこには変わり果てた勇治の姿が…。
游子と浚介は、美歩の担任する生徒の実森勇治が家庭内暴力を激化させていると聞き、急いで実森家へと向かう。母、智代は憔悴しきっており、精神的にも不安定な状態だ。
勇治は、入学式以来ずっと引きこもっているため、浚介は彼と面識はなかったが、真正面から勇治にぶつかっていく。游子に触発され、教師としての自覚が芽生えた浚介の思いは、勇治に通じるのだろうか?
馬見原は妻・佐和子津の変化に戸惑いながら生活を続けていた。夫の前では明るく振舞う佐和子だったが、実は別の女の存在を感じ、彼が留守の間に部屋中をひっくり返し、狂ったように何かを探していた。
ところが、馬見原はそんな妻の変化には気付かず、姿を消した綾女の行方を捜すのだった。そんなある日、佐和子が綾女の前に現れて…。
少年らの奇襲に遭い、記憶を失った浚介は、大怪我を追った上、一時的に記憶をなくしてしまう。自分の名前さえ分からない浚介だが、なぜか「ヒザキユウコ」の名前が記憶に残っており、病院のベッドの上で無意識のうちに何度も名前を呼んでいた。
ニュースで事件のことを知った游子が、看護婦からの連絡を受け病院にやってきた。すると、浚介は游子との会話から少しずつ記憶を取り戻す。さらに渓徳が見舞いにやってきたことで、記憶がどんどん鮮明になるが、どうしても恋人である美歩の事だけは思い出せない。 仕事よりも浚介の看病に専念したいと学校で宣言した美歩の心中は穏やかでない。游子にもついついきつい言葉を放つのだった。
馬見原は出所した綾女の元夫・油井が、妻・佐和子に接触したことを知る。さらに綾女からメールが届き、慌てて綾女のアパートへと急ぐが、綾女は部屋を引き払い、姿を消していた…。
游子の母・民子が清太郎を北海道の老人ホームに入れると言い出した。游子は、北海道は遠いしもっと慎重に施設を選んだ方がいいのでは?と進言するが、介護に疲れ果てている民子はさっさと家を売る話を地元の不動産と進めてしまう。
ある夜、酔っ払った駒田が娘に会わせろと児童ケアセンターにやって来た。游子は、子供との将来を考えて真面目に働くようにと言うが…。
刑事の馬見原は、綾女の元夫・油井が半年も早く刑務所から出所して来たことを不安に感じ、別れを告げた綾女のアパートへと向かう。綾女と研司の安否が気になるのだ。
一方、油井は退院したばかりの馬見原の妻・佐和子と娘・真弓に接近していた…。
ある日、浚介は交際中の美歩から家庭訪問の付き添いを頼まれる。学校から不登校の生徒には自主退学を促すよう指示されたのだ。都内で連続する一家心中事件を意識した学校側の対応に、浚介は違和感を感じ始めるのだった。
都内で起きた一家心中の現場に駆けつけた刑事の馬見原は、麻生家の長男・達也による心中事件ではなく第三者の誰かが家族を狩っている、と確信。そこで馬見原は独自の捜査に乗り出す。
一方、游子の母・民子から父・清太郎が行方不明だとの連絡が游子に入った。介護に疲れた民子は、清太郎を北海道の老人ホームに入れる準備を進めていると游子に打ち明ける。
浚介のマンションに馬見原と椎村が聞き込み捜査にやってきた。麻生家との親交について問われた浚介は、息子が不登校で家で暴れていたこと、宅配便から斧を受け取っていたことなどを伝える。
そんな中、馬見原の妻・佐和子が退院することが決まり、馬見原は綾女との関係を清算することを決意。
ある夜、清太郎と意気投合し友達になった浚介が渓徳と共に氷崎家にやってきた。三人は、酒も入り上機嫌。そんな中、清太郎が急に生気を取り戻し、民子と游子に遺言を述べ始め…。
児童ケアセンターの児童心理司・氷崎游子は、酒乱の父親・駒田から虐待される女児・玲子のことで胸を痛めていた。子どもに何かあってからでは遅い、との悲痛な思いで仕事に向かい合っている。
高校教師・巣藤浚介は、日々の目的もなく、美術を教えている。恋人・清岡美歩から結婚を迫られているが、家庭をつくることに強い抵抗を感じていた。
ある日、浚介の住むマンションの隣で、一家心中事件が起こる。少年が、祖父と両親を惨殺し、遺書を残して、自分も自殺していたのだ。密室での殺人であり、息子の手書きの遺書も残されていたことから、所轄は一家無理心中と断定。
しかし、警視庁捜査一課の刑事・馬見原光毅は、刑事の独特の勘で、所轄の捜査結果に疑念を抱く。 これは、本当に一家心中なのか? 游子、浚介、馬見原は、それぞれの自分たちの問題と向き合いながらも、好むと好まざるにかかわらず、この事件に巻き込まれていく。
はじめに
『孤独の歌声』『永遠の仔』『包帯クラブ』『悼む人』など、常に「人間とは何か」と作品を通して問い続けてきた天童荒太氏が、1995年に発表、1996年に山本周五郎賞を受賞し、文庫140万部を超えるベストセラーの種子となった大作『家族狩り』。
家族とは何か、生きるとはどういうことか、という根源的な問いに真正面から挑んだ長編小説は、多くの人に衝撃を与えた。
そして2004年。
天童氏は、書籍版(単行本)の文書を一行たりとも使わないという徹底ぶりで、この作品をあらゆる面において深化させた全五巻の文庫版『家族狩り』を発表。全面的に改稿した文庫版では人間の醜さ、悲しさ、気高さ、そのすべてを描いた。家族や社会に惑う群像たちをさらなる次元まで引き上げ、新たな使命を担う陰影ゆたかな人物を登場させ、より深くより高い物語を完成させたのだ。
2007年に公開された映画『包帯クラブ』(原作・天童荒太)で、天童氏と出会ったプロデューサーの植田博樹は、この頃、天童氏の作品でまだ映像化されていない作品『家族狩り』を知る。
表面的な痛みとは異なり、愛とは何か、家族とは何かを世に強く訴えかけたいんだ、と天童氏の思いを感じた植田は「TBSでしか出来ない作品だ」と確信。そしてドラマ化するのであれば「いろんな表現をごまかしては、やりたくない」と決意する。
その後、ドラマ化するにあたり方向性で悩んでいた植田だが「天童さんと会話しながら、映像化へのヒントを頂いた。その時にテレビ版・家族狩りが見えた!!」といい、盟友・大石静に脚本を依頼。「天童さんがテレビドラマを作るときは、こういう目線で作られるのではないか?ということを考えながら作りました。天童さん自身の思いを込めた、いわば天童さんのリライトです」と、天童氏が抱いているであろうこの世界への危機感、家族に対する思いや伝えたい感情などを脚本に込めた。 そして「家族であり続ける、成立させ続けるにはエネルギーがものすごく必要です。うまくいかないこともある。カッコよくもないかもしれないけど、不器用さを含め自分達の家族をもう一度作り上げる、振り返って、立ち返ってみる。
何事もやり直せる!!という思いをこのドラマを通して、伝えていきたい」と意気込みを語った。
この夏、さまざまな鎖から身を解き放ち、自らの手に人生を取り戻そうとする人々の姿を骨太かつ、エンターテイメント性豊かにお届けする。
出演者
出演者
氷崎游子(ひざき ゆうこ)
…松雪泰子
巣藤浚介(すどう しゅんすけ)
…伊藤淳史
鈴木渓徳(すずき けいとく)
…北山宏光
冬島綾女(ふゆしま あやめ)
…水野美紀
石倉真弓(いしくら まゆみ)
…篠田麻里子
駒田幸一(こまだ こういち)
…岡田浩暉
大熊(おおくま)
…宮地雅子
岡村 仁(おかむら ひとし)
…市川知宏
鈴木佳苗(すずき かなえ)
…松浦 雅
石倉鉄哉(いしくら てつや)
…佐野和真
芳沢亜衣(よしざわ あい)
…中村ゆりか
椎村栄作(しいむら えいさく)
…平岡祐太
清岡美歩(きよおか みほ)
…山口紗弥加
大野甲太郎(おおの こうたろう)
…藤本隆宏
氷崎清太郎(ひざき せいたろう)
…井上真樹夫
馬見原佐和子(まみはら さわこ)
…秋山菜津子
○
氷崎民子(ひざき たみこ)
…浅田美代子
山賀葉子(やまが ようこ)
…財前直見(友情出演)
馬見原光毅(まみはら こうき)
…遠藤憲一
スタッフ
原作 :
天童荒太
『家族狩り 第一部~第五部』
(新潮文庫刊)
脚本 :
大石静、泉澤陽子
音楽 :
林ゆうき、橘麻美
演出 :
坪井敏雄、山本剛義、伊藤雄介
プロデュース :
植田博樹、長谷川晴彦(ROBOT)
製作著作 :
TBS
コメント
松雪泰子さん
Q.タイトルから衝撃的なドラマですが、台本を読んだ感想はいかがですか?
とても面白いです。3つの家族・ストーリーラインが同時に進行していて、少しずつ絡みあって行く構造。家族という形態の檻に縛られた人間達が織りなす、悲しみ、狂気、ユーモアがバランスよく表現されている脚本。素晴らしいです。
Q.外でも家でも懸命に生きる氷崎游子を演じてみていかがですか?
真っ直ぐ過ぎて、生きる事が下手で、不器用な人。常に、飽和状態。
何かのきっかけで、もろく崩壊するギリギリのところを表現出来たらと思っています。
Q.原作者・天童荒太氏が撮影現場にいらっしゃいましたが、どのような印象をもたれましたか?
とても穏やかに声をかけて頂いて、撮影に望む力をいただきました。
天童さんの原作の世界観が本当に好きで、今回はその崇高な部分はドラマではたくさんは描かないようですが、個人的には日々自分が思う事とリンクする部分があります。改めて読み直すと奥深さに感嘆します。
Q.どんな方にこのドラマを見てもらいたいですか?
現代を、生きる全ての人に見て頂きたいです。
伊藤淳史さん
Q.タイトルから衝撃的なドラマですが、どのようなドラマになると思いますか?
凄い事に挑戦するんだな、と思いました。何か凄い事が起きるんじゃないか、という期待もあります。自分自身も挑戦したいと思いましたし、今回参加できてとても嬉しいです。
タイトルからは重いイメージを持たれると思いますが、僕が演じる浚介のシーンは、美歩や渓徳とのクスッと笑える場面があったりして、重厚感のあるシーンとの、いいバランスになればと思っています。
台本を読ませていただいて、色々な登場人物に感情移入して、その目線で楽しめる、本当に面白い台本だと思いました。
Q.演じる巣藤浚介はどんなキャラクターですか?
登場人物の中で、浚介は一番流されやすい人間ではあるんですけど、真っ当な感じがしています。
生きていく中で遭遇する色々な場面で、簡単に答えを出せる優等生はなかなか居ないと思います。目の前で起こったことに対して、割と素直な反応をする浚介は、等身大で生っぽい人だと思います。
Q.原作者・天童荒太氏が現場にいらっしゃいましたが、何かお話されましたか?
「台本も面白いし、とにかくドラマを楽しみにしています」と天童先生に仰っていただきました。ドラマのチームを信頼して下さっているのを感じて、先生にも楽しんでいただけるドラマになるよう、改めて「精一杯やらせていただきます」と思いました。
Q.どんな方にこのドラマを見てもらいたいですか?
どの世代の人にでも、それぞれ楽しんでいただけると思いますが、これから家族を持つ人たちに是非見ていただきたいです。
家族になって初めて気付く楽しい事もあれば、辛い事も、どちらもあると思いますので、そういう所が描かれたこのドラマを、将来家族を持つであろう人たちにも見ていただいて、いろいろ想像したり感じていただけると嬉しいです。スタッフ・キャスト一同、現場で難しいテーマに真剣に取り組んでいますので、そのメッセージを是非受け取っていただければと思います。
植田博樹プロデューサー
主演の松雪さんは華があってお芝居がうまく、人間の幅を演じわけられる女優さん。彼女の存在がドラマに安定を与えてくれます。さらに伊藤さんや遠藤さんをはじめとした俳優の皆さんが、人間の弱さや気恥ずかしさを含めた原作の世界を丁寧に表現してくださっています。
原作のどっしりとした世界観に負けない、足腰の強い俳優さんたちだからこそ紡げるお話で、TBSドラマの幅の広さを提示できる作品になるのではと思っています。