INTERVIEW[インタビュー]

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笹野高史さん(岸田要作役)

(写真) ―― 「岸田要作」を演じるにあたって、気をつけていることはありますか?
ぼくの演じている岸田は、最初から姿は見せていますが、物語に大きく関わってはきていません。演じている時間も短いですから、見ている皆さんに忘れられないようにするのに頭を悩ませています。
抜けないトゲのように、存在を引きずっていっていただくようなインパクトを出していきたいですね。

清瀬さんの会社の税理士ですから、会社の人間関係が主になっています。秘書の祐理さんのことは、単純によく思っていないんでしょうね。税理士として、「なんでこの人に高い給料払っているんだろう」と、面白く思っていないんです。マイコさん演じる祐理も、そんなに多い出演シーンではありませから、お互いの存在感を出そうと思って、ちょこちょこ絡みを入れていますが、監督が採用してくれるかどうか…。

(写真) ―― 笹野さんはご家族をとても大切にされていますが、清瀬家について、どう思われますか?
お父さんの一言が足りていなかったんだと思いますね。ぼくは逆に、言わなくてもいいことまで口にしてしまうタイプですけれど、日本の男性は恥ずかしくていろいろなことを言えないんでしょうね。「言わなくてもわかる」「言わなければわからない」、そんなすれ違いばかりです。清瀬家をはじめ、このドラマに出てくる家族は、お互いの気持ちを言えなくて後悔したり、ちぐはぐな関係になってしまっています。知らないうちに誰かを傷つけてしまうと思うと、怖いなあと思いますよ。
難しい言葉である必要はないんです、「大切だ」ってひとこと言ってあげればいいのではないでしょうか。

―― 共演者の皆さんとは、現場でどんな雰囲気ですか?
三浦さんとご一緒できて、とても光栄に思っています。力のある方ですから、思った以上の演技で返ってきてやりやすいですし、こちらが不出来でも成立させてくださるので、安心感がありますね。
泉谷さんとは、ドラマの中で一緒にいるシーンはほとんどないんですが、撮影するときには会社のシーンをまとめて撮りますので、同じ現場にいることがよくあります。泉谷さんもブログをやったり、新しいものがお好きな方なので、親父二人で盛り上がっています(笑)。

―― そういえば、ツィッターをなさっているんですよね。
制作発表のときに、ぼくのツィッターでのつぶやきを「誰も見てくれていない」という話をしましたが、あとからよく見てみたら、非公開になっていました。今は公開していますから、たくさんの方がフォローを書きこんでくれて、楽しいですよ。
ぼくは新しいものが大好きで、新商品などが出るたびにチェックしているんです。これは家系みたいですね。ぼくは淡路島出身ですが、祖父は淡路島で初めて自転車に乗った人なんです!ずいぶん狭い世界ですけれど、自慢ですね(笑)。あと、母親もわざわざアメリカの通販で炊飯器を買ったりして、周りの家がまだ薪でご飯を炊いていたのに、とても早い時期から炊飯器を使っていましたね。ぼくも最新のものを買っては、現場で自慢しています。

―― 視聴者の方に、メッセージをお願いします。
ドラマも佳境に入り、ゆっくりまわっていた車輪がどんどん加速していっています。この町で何が起こって、真実がどこにあるのか、どうぞ期待して見ていてください。

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