土曜 よる11:30〜
人生最高レストラン

放送内容(2021年11月13日 #231)
ごちそう様 髙藤直寿さん
ゲストは、髙藤直寿さん。天才的な駆け引きで、東京オリンピックの日本人第1号の金メダリストに輝いた柔道家。リオオリンピック屈辱の銅メダルから、『泥臭くても金メダル!何が何でも金メダル』と挑み、見事悲願を達成した髙藤さんも、同じく金メダルを獲得した柔道家の大野将平さん同様、さぞストイックな性格かと思いきや、素顔は柔道界No.1の陽キャだった。明るいキャラクター全開で、おいしいものと共に自らの柔道人生を語った。
■お品書き
神奈川・秦野「地獄の減量を乗り越えた!お好み焼き風サラダ」
神奈川県秦野市、小田急線の東海大学前駅から徒歩3分ほどにある居酒屋「酒庭」。ここは大学時代、髙藤さんが柔道部の仲間とよく集まって食事をしたお店。髙藤さんらは、その店名から“庭”と呼び、よく『庭に行こうぜ』と言っていたそう。
減量の時にも行っていたという髙藤さんオススメは「お好み焼き風サラダ」。キャベツの千切りの上に炒めた豚バラをのせ、マヨネーズにソースを混ぜたマヨソースをたっぷり。その上に卵焼きをのせ、さらにマヨソースをかけた一品。どう見ても高カロリーで減量時に食べるのははばかれるが、髙藤さんは『サラダと書いてあるから、罪悪感がない』と強引な論理を展開。厳しい稽古に明け暮れた青春時代、仲間たちとの忘れられない思い出の味。
*店舗情報:「酒庭」神奈川県秦野市南矢名2-6-1
神奈川・相模原「厳しい寮生活の唯一の楽しみ!鮭チャーハン」
神奈川県相模原市にある中華料理店「晃陽軒」。ここは中学・高校時代、月1で開催される柔道部の食事会「栄養会」で行ったお店。地元の栃木県を離れ、中学から柔道の名門・東海大相模に進学して寮生活を送っていた髙藤さん。柔道漬けの日々の中、月1回の「栄養会」は何よりの楽しみだったという。
1人2,000円までという予算の中、髙藤さんがよく注文したのが「鮭チャーハン」と「ラーメン」。「鮭チャーハン」の具材は、鮭の他、卵、レタスなど。ポイントは、カリ梅。カリっとした食感と爽やかな味がアクセントになり、たまらないおいしさだという。
*店舗情報:「晃陽軒」神奈川県相模原市南区相南4-24-44
横浜・青葉台「東京五輪での活躍を支えた!カツカレー」(※人生最高の一品)
髙藤直寿さんの“人生最高の一品”は、東京オリンピックでの活躍を支えた「カツカレー」。それは、コロナ禍で東京オリンピックが延期となる中、去年秋に偶然出会った一品。神奈川県横浜市の東急田園都市線・青葉台駅から少し坂を上ったところにあるカレー専門店「KEN」。独自のフォン・ド・ヴォーにこだわった欧風カレーが人気で、ランチタイムの3時間だけしかオープンしていないのにもかかわらず、東京など遠方から食べに来るファンも多い、行列のできるお店。ちなみに、夜はお好み焼き店「あッチッチ」として営業している。実はカレーはそこまで好きではなかったという髙藤さんが、「KEN」のカレーを初めて食べた時『これ何だ!』『カレーってこんなにおいしいの!』と衝撃を受け、一瞬でドハマり。以来、週1回通っているそう。
髙藤さんがいつも食べるのは、人気メニューの「カツカレー」。チーズ、フライドオニオンをトッピングするのが鉄板だという。注文が入ってから揚げるサクサク&アツアツのロースカツに、こだわりの欧風カレーがベストマッチングで、シンプルだけど、一度食べたらやみつきになるおいしさ。
コロナ禍で東京オリンピックが延期になって先の見えない中、リオの屈辱を果たすべく日々稽古に励んでいた髙藤さん。時にくじけそうになったツラい時、週に1回「KEN」のカツカレーを楽しみに頑張っていたという。週イチの「カツカレー」は、東京オリンピックで悲願の金メダルを獲得するまでずっとだった。まさに、金メダルへの道を1年間共に歩んだ「カツカレー」であった。
*店舗情報:「KEN」神奈川県横浜市青葉区つつじが丘10-18