土曜 よる11:30〜

人生最高レストラン

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放送内容(2021年6月12日 #211)

ごちそう様 伊藤沙莉さん

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ゲストは、伊藤沙莉さん。2020年は映画、ドラマに13本も出演!そのうちの5本が主演またはヒロイン!しかも親近感のある愛嬌溢れるキャラクターでCMにも引っ張りだこ!いま大注目!ブレイク中の若手実力派女優がおいしいものと共に、9歳のデビューから芸歴18年の女優人生、そして壮絶な幼少時代、並々ならぬ家族への思いを語った。

■お品書き

東京「女優をやめたくなった時に食べる!しゃぶしゃぶ」
沙莉さんが仕事で落ち込んだ時に、10年来の親友である女優・松岡茉優さんとよく行ったお店がある。それが、「しゃぶしゃぶKINTAN」。撮影でできなかったことや悔しかったことがあると、松岡さんに『女優に向いてません。やめます』と連絡を入れるという沙莉さん。すると、松岡さんが『どうした?じゃあ、ご飯行こう』と誘ってくれるという。それで最初に連れて行ってくれたのが、「しゃぶしゃぶKINTAN」だった。また、その反対で松岡さんから『女優に向いてません。やめます』と連絡があることも。そういう時は、今度は伊藤さんが励ます番。そんな女優同士の親友だからこそ、お互いを励まし合ういい関係を続けている二人。

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二人で一緒に食べるのが、「熟成KINTANのタンしゃぶ」。30日間熟成して旨味を凝縮した牛タンを、和牛スープにかつお・昆布を合わせた出汁にくぐらせ、トリュフ塩のオリーブオイルをつけていただく極上の一品。さらに、沙莉さんが「本当においしい!」と大絶賛するのが、シメの「トリュフ雑炊」。しゃぶしゃぶの出汁で作った雑炊に、黒胡椒、トリュフオイル、最後にたっぷり削ったトリュフ。一見、くどそうだが全くそんなことはなく、お米なのにお酒がとてもすすむという一品。

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*店舗情報:「しゃぶしゃぶ KINTAN」東京都渋谷区神宮前4-5-12 セピア原宿

千葉・四街道「母への感謝の思いが詰まった!韓国料理」
母、伯母、兄、姉との5人暮らしだった沙莉さん。幼い頃から父親がいなかった沙莉さんにとって、自分をここまで育ててくれたのは、母と伯母の存在がとても大きかったそう。そんな二人への感謝の気持ちを込め、沙莉さんは20歳になった時に、毎月の給料日には女優業で稼いだお金で家族みんなをご飯に連れて行ってあげたい——そう決めたという。しかし、娘からごちそうになったり、プレゼントをもらったりすることが嫌いな母は頑なに断わっていたそう。そこを姉が説得してくれたこともあり、ようやく受け入れてくれるようになり、家族みんなでよく訪れるのが、千葉県四街道市にある韓国料理店 ほんがね」。韓国出身の方がやっているお店で本場の味が楽しめる地元の人気店。

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伊藤家がいつも必ず注文するのが内蔵系の「ホルモン」「ハラミ」「ギャラ」など。ちなみに、沙莉さんが一番好きなのは、「ミノ」。基本の味付けは、白味噌と醤油ベースの秘伝のタレを混ぜたもの。そこに、全員が辛いもの好きの伊藤家は、濾した赤唐辛子を足してもらい、通常より辛さを倍増してもらっているそう。オススメのもう一品が、「海鮮ちゃんぽん」。ムール貝、スルメイカ、アサリなどの海鮮の入った辛いけどまろやかなスープに、コシのあるモチモチ生麵が入った絶品の一杯。

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*店舗情報:「韓国料理店 ほんがね」千葉県四街道市大日70-2 森ビル1F

千葉市稲毛「長年の夢に近づいた!天セイロ」(※人生最高の一品)
伊藤沙莉さんの“人生最高の一品”は、「天セイロ」。それは、塗装職人をしている母の仕事が休みになった雨の日、沙莉さんが母に“長年の夢”を伝えた日のことだった。お昼ごはんに母子二人で行ったのが、蕎麦好きの母がずっと気になっていたというお店、千葉市稲毛にある「遊蕎心 泰庵」。

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二人で食べたのが、“幻の蕎麦”と呼ばれる在来種の蕎麦「千葉在来」を使用した「天セイロ」。「在来種」とは、その土地で昔からずっと作り続けられてきた古来の蕎麦のことで、品種改良されていない、昔ながらの蕎麦。数十年前に一度途絶えてしまったものの、復活した「千葉在来」の蕎麦を味わえるのは、ここ「泰庵」だけ。完全手打ちの蕎麦は、香り高く、何とも言えないおいしさだ。沙莉さんは塩で食べるのが好きで、おすすめだという。

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母と二人で絶品の「天セイロ」を味わいながら、沙莉さんが母に伝えたのが、『母と伯母のために、一軒家を建てたい』という“長年の夢”。そこには、沙莉さんの家族への並々ならぬ思いがあった。沙莉さんが2歳の頃、父がいなくなった伊藤家は家族5人がバラバラに。沙莉さんは母の幼なじみの家、兄と姉は友人の家、母と伯母は仕事先の住まいと、諸事情で一家バラバラに暮らさざるを得なかったのだ。その期間は約3か月…その間、母と伯母は寝る間を惜しんで働き、再び家族5人で一緒に暮らせることに。狭く古いアパートだったが、『お城だー!すごい』と喜ぶ3人の子どもたちのことを、母は今でも忘れられないという。『何より家族みんなで一緒に住めれば、どんな家でもよかった』と語る沙莉さん。布団3枚に家族5人で寝る生活だったが、家族みんなと一緒にいられる幸せを感じ、当時のことを鮮明に覚えているという。その後も、ずっとアパートや団地暮らしだった伊藤家だったが、ここまで育ててくれた母と伯母の二人への感謝の気持ちから、沙莉さんはどうしても二人に一軒家を建ててあげたい——と思っている。でも、そんな娘の申し出を当然、母は拒んだという。『自分の好きなことに使いなさい』と、いつも通り言う母に対し、『“二人のために家を建てること”が、私の好きなことだから』と、本気で主張した沙莉さん。そして、渋る母に対して、『私が頭金出してローンを組むから。お兄ちゃんが(芸人として)いいところまで行ったら、後はローンを押し付けます』と、最後の一押しをして、ようやく母は首を縦に振ってくれたという。ちなみに、そのことを兄のオズワルド伊藤さんは知る由もなく、当番組で知らされたのだった。

*店舗情報:「遊蕎心 泰庵」千葉県千葉市稲毛区作草部1-9-14

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