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毎週金曜よる10時

週刊 林ライス

特別コラム:林ライスの秘密(2)・メニューにはない「林ライス」

都内某所にある、知る人ぞ知るカレーハウス 「ジョージクルーニー」。今回は、P.03 でお送りした特別コラムの番外編をお届けしようと思う。

この店のオーナー、林ジョージ氏が展開するこの店には、さまざまな遊び心が隠されていることを、皆さんはご存知だろうか。彼自身、謎の多い人物であることは明らかなのだが、それ以上にこの店には謎が多いことを我々取材陣は発見した。いつも店内ばかりがクローズアップされているためお気付きにならない方も多いかとは思うが、我々が今回注目したのは店舗外観部分。

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一見、何の変哲もない店舗前。そこに並ぶのは、メニュー看板、ショーケース、明らかに床屋さんを彷彿させる看板 (ねじり棒とでも言うべきか、くるくる回っている右端のもの)。床屋さんを思い出させる看板の存在に、一瞬目を奪われる人は多いだろうが、今回ご紹介したいのはそこではない。料理の見本が並ぶショーケースにご注目いただきたい。

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下の段にご注目。

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そう、カレーハウスにあってはならない、「カレイ」 がいるではないか。これは漢字で書くと 「鰈」 という文字になる、魚類の 「カレイ」 だ。ここはあくまでもカレーハウス。シーフードカレーの文字すら見当たらないこの店で、「カレイ」 はもちろんメニューには存在しない。コロッケカレー¥700 の横に堂々と並ぶ 「カレイ」。ここを訪れるお客さんも、きっと見落としがちな 「カレイ」 の存在。これは明らかに駄洒落としか思えない。

だが、こういった細かな部分にもオーナー・ジョージさんの人柄がにじみ出ている、とても温かい、ユーモラス溢れる店であることが伺える。奥が深すぎる……。

カレーハウス 「ジョージクルーニー」。知れば知るほど、謎が深まるばかりだが、取材陣はついにジョージクルーニーのオーナー・林ジョージ氏に独占インタビューを敢行した。その模様はまた今度、改めてお送りしたいと思う。乞うご期待。

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