消防の仕事早わかり図鑑「消防の活動とは?」

「消火/救急/救助」が代表的任務

「消防士さんの仕事とは?」 と突然聞かれて、正確に答えられる人はどれくらいいるでしょう?
自治体によって活動内容は少しづつ異なりますが、大きく分けて 「消火/救急/救助」 の3つの任務があります。
ここでは横浜市安全管理局 (横浜市消防本部) の活動をご紹介することで、消防の役割や使命を説明していきます。

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横浜市安全管理局の主な活動その1<消火>

火災の消火および延焼を防ぐ業務を担当しているのが消防隊。
『ウ〜ウ〜』 というサイレン音と 『カン・カン!』 という鐘の音を響かせて火災現場に向かうポンプ車 ―― 「消防署」 と聞いて私たちがまっ先に思い浮かべるのはそんな画像でしょう。
大地と豊は、スーパーレンジャー候補生になる前はこの消防隊の隊員として、日夜、火災現場で炎と格闘していたのです。

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▲ 高層建築物では、はしご車による消火・救助活動が展開されます。

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▲ 消防隊員が近付くことが困難な災害には、特殊車両の特性を駆使し消火活動が行われます。

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横浜市安全管理局の主な活動その2<救急>

『ピーポーピーポー』のサイレン音を響かせた救急車で、怪我や病気で苦しむ人のもとへ駆けつけるのが救急隊。
前園あおいと水野明日香は、この救急隊の隊員です。
横浜市では、傷病者の救命率の向上をめざして、医師の指示のもとに救急救命処置を行うことができる救急救命士の養成や、高度救命用資器材を積載した高規格救急車の増強・整備のほか、救命指導医制度の運用など救急体制の充実を推進しています。

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▲ 救急救命士が乗務する高規格救急車。
車内には半自動式除細動器をはじめ、心電計/血圧計/輸液セット/咽頭鏡/消防司令センターの医師と直接連絡をとるための携帯電話等を完備。

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横浜市安全管理局の主な活動その3<救助>

厳しい訓練に耐え、タフな肉体と精神を手に入れた者だけしかなれないレンジャー (救助) 隊。
大地たちはそのレンジャー (救助) 隊のエリートであるスーパーレンジャー (特別高度救助隊) を目指し、過酷な訓練に果敢に挑んでいます。
レンジャー (救助) 隊は、火災はもちろん、地下街・地下鉄、高層建築物、高速道路災害、交通事故、水難救助、化学薬品・毒劇物、放射能汚染、テロ災害などあらゆる災害から人命を救助します。

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▲ 様々な災害の状況を想定し、厳しい訓練を積み重ねる救助隊員。

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▲ 高圧ガス、毒物・劇物等化学物質、放射性物質による災害など特殊災害に対しては、化学防護服に身を包んだ特殊災害対応隊が活動。

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横浜市安全管理局の主な活動その4<司令・調査・予防>

司令

横浜市内のすべての119番通報を受信するのが消防司令センター。 通報内容を正確に把握し、各消防隊・救急隊・救助隊へ的確でスピーディな出場司令を下す、いわば横浜消防の頭脳です。

調査

火災発生時に消火活動と並行して、火災の原因と火災によって受けた損害の調査を行っています。 出火原因・出火場所・損害の状況などの調査結果を、火災の予防のために役立てていきます。

予防

建築物などに対する予防査察や消防用設備等の検査、危険物施設や危険物輸送車両への立入検査を行い、火災や災害の未然防止や災害発生時における人命の安全を図ります。 大地震や風水害等の大規模な災害時の被害を最小限とするため、地域(自治会・町内会)、事業所、学校、保育園、市民グループとともに、そのニーズにあった、防火・地震・救急等の防災訓練を行い、災害に強い街づくりを推進しています。

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