TBS 連ドラ・シナリオ大賞

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第5回『 TBS 連ドラ・シナリオ大賞 』受賞者コメント

大賞受賞:目黒啓太 さん

私が映像、ドラマというものに初めて真正面から触れたのは大学生の時でした。その魅力に取りつかれ、「こんな風に人の心を動かす映像が作りたい」という強い思いを抱きました。仲間と見よう見まねで短編映画を作るところから始まり、制作会社勤務を経て、今はフリーランスとして映像制作に携わっています。学生の頃の思いを、今も変わらずに持ち続けています。

仕事をする中で痛感したのがシナリオの重要性でした。「魅力ある映像を作るために、魅力あるシナリオを書けるようになりたい」そう思い、仕事の合間にシナリオの勉強を始めました。そして、少しずつ書いていったのが今回の応募作です。その作品が、このような大きな賞に選ばれた事を大変嬉しく思っています。

拙い部分も多い私の作品を評価してくださったTBSの皆様、本当にありがとうございます。そして、日頃ご指導頂いている先輩方、変わらず厳しいアドバイスをくれる友人、応援してくれる家族に、この場を借りて御礼申し上げます。

これから、人を惹き付けるドラマを1本でも多く世に送り出していけるよう、いっそう精進して参りたいと思います。皆様、今後ともよろしくお願い申し上げます。

佳作受賞:井本智恵子 さん

脚本に興味を持ったのは、以前勤めていた出版社でドラマのノベライズ本の編集をしたことがきっかけでした。
たくさんの連続ドラマを見ているうちに、ドラマが好きになり、自分でも書いてみたいと思うようになりました。
どうすれば面白い脚本ができるのかと試行錯誤していた中で、今回はじめて佳作という賞をいただき、とても嬉しいです。ありがとうございます。

今作 『ゲス会の女王』 にも見られるように、人間の裏の顔や、人間のどす黒い部分、人間の持つわけがわからない部分を見つめた、真面目でクレイジーな脚本を書きたいと思っています。
また、歌舞伎町など 「夜の世界」 の話も書きたいです。
まだまだ実力不足ではありますが、面白い脚本を目指し、これからも努力します。

佳作受賞:田中徳恵 さん

2次通過者リストに自分の名前を見つけて最初に思ったことは、「今すぐ火星に引っ越したい」でした。
面白そうだとひらめいたことを、もっと面白くするにはどうしたらいいのか考えて脚本に起こし、誰にもみせず、誰にも話さず、そっと応募した作品です。その作品が最終選考にあがり、ドラマ制作のプロの皆さんに読んでもらえるなんて…… 震える想いでした。今すぐ火星に引っ越して、地球上のすべての縁を断ち切り、ただひたすらシナリオを書いて、一人で満足していたい。本気でそう思いました。
けれども次の瞬間には、これはセリフに使えるかもしれないと、メモを取っていたのでした。やはり私は書くこと、作ることが好きなのです。
この度、佳作をいただくことができ心から嬉しく思っております。
これからの勉強会が本当に楽しみです。もっともっと面白いものを書きたいと思います。