TBS 連ドラ・シナリオ大賞

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第4回『 TBS 連ドラ・シナリオ大賞 』受賞者コメント

大賞受賞:渡邉真子 さん

私は幼いころからテレビドラマ、特に連ドラが大好きで、ビデオに録画しては次の週の放送までにセリフを暗記するほど、何度も繰り返し観ているような子どもでした。「いつか自分もドラマ制作の仕事に携わりたい」という思いで、脚本の勉強を始めました。

最初に1時間ものを書き、コンクールに応募したのが大学3年生の時。ほぼ独学で勉強不足、実力不足だった当時の作品は、なんとか体裁を整えただけという思い返すのも恥ずかしいような出来でした。

しかし、諦めが悪く自分でも意外なほどに打たれ強くポジティブな性格なので、それから何度もコンクールに出しては落ちを繰り返し、今回初めて賞をいただくことができました。

今回の応募作「初恋狂詩曲」は、主人公が何もしないことで罪を犯していく(=不作為犯)というサスペンスなのですが、ジャンルを問わずキャラクターのセリフで観ている人の心を打ちぬくような、そんな脚本を書けるようになりたいです。 まだまだ未熟な点ばかりではありますが、今回の審査にあたり私の作品を目に留めてくださった方をがっかりさせないように、また同じコンクールに応募された全ての方に恥ずかしくないように精進してまいりたいと思います。

佳作受賞:田島隆治 さん

志を同じくする仲間とシナリオを書きはじめたのは丁度、一年前でした。浅い経験、地方在住、40歳超、シナリオ関連の学校への通学歴もない自分が、このような大きな賞の佳作に選ばれたことはただ驚くばかりです。だからこそ自分は、選んで頂けた意味を考えなくてはいけないと思っています。「おじさん」の仲間入りをした自分が目指すもの。それは、同世代近辺の男性にも観てもらえるドラマです。リアリティのあるお仕事パートを中心に、観ている方に「学び」「気づき」「ひらめき」を提供できる脚本を書いてみたい。自分にどこまでできるかわかりませんが、ぜひ挑戦したいと思っています。最後に、このような自分にチャンスを下さったTBSのドラマ関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

佳作受賞:李正美 さん

この度は、私の拙い作品を選んで頂きありがとうございます。予想もしなかったことで身に余る結果に本当に驚いています。

この作品は、私が実際に経験したことや見聞きしたことをもとに書きあげました。以前に勤めていた会社でのこと、結婚、出産、育児を通して日々思うことなど、自身の体験をもとに実感を込める事が出来たので、筆が止まることもなく、本当に楽しい気持ちで書くことが出来ました。毎日の何気ないことが、シナリオを書く上での宝になるのだということを実感しています。

まだまだ実力が伴っていないのは自覚しています。ですが、今後は今までの何倍も努力して、技術を磨き、このチャンスをものに出来るよう頑張るつもりです。

最後に、恩師である宮村優子先生とゼミの皆さま、受賞出来たのは皆さまのおかげです。応援してくれた家族や友人、全ての方々にこの場を借りて御礼を申し上げます。