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生島ヒロシのおはよう定食・おはよう一直線


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健康一直線


2014年08月28日(木)放送分

「心臓病Q&A」
今朝のテーマは、「心臓病Q&A」。
順天堂大学医学部・教授の天野篤先生にお話を伺いました。


Q.「20歳代から40歳代でも心臓病になるのか?」
A.「若くても突然死はあります」
→心臓病は、圧倒的に65歳以上の高齢者に多い病気です。しかし、10歳から40歳代という比較的若い世代でも、心筋梗塞などで命を落としている人がいます。
例えば・・・2011年、元サッカー日本代表の松田直樹さんは、34歳という若さで、練習中に急性心筋梗塞を起こして亡くなりました。
突然死をした人のほとんどは、おそらくその瞬間か前日まで自分が健康だと思い、まさか死ぬとは思っていなかった人です。
もしかしたら、数日前から、ちょっと調子が悪いと思っていたのに、「若いからまさか心臓病ではないはずだ」と思って病院へ行かなかったのかもしれません。
何かおかしいと思ったら、「若いから大丈夫」などと思い込まずに、循環器内科のある病院に行きましょう。

Q.「心臓病は遺伝するのか?」
A.「両親が心臓病の人は発症の危険性が2倍と言われています」
→ただし、それは、心臓病が遺伝と関係があるというより、親や祖父母とは生活習慣が似ていることの方が、大きいとみられています。
生活習慣を見直すことなどで大事に至ることが避けられるわけですから、親が心臓病になったことのある人は、心して予防に取り組みましょう。
※しかし、まれに遺伝と関係のある心臓病もある。
→遺伝との関係が濃厚なのは、心室の壁が厚くなって、心臓に十分に血液がいかなくなり、失神や突然死の原因ともなる「肥大型閉塞性心筋症」という病気。およそ10%が遺伝によるものとされている。10〜20歳代の若い人が突然死する原因の一つ。

Q.「心臓病の早期発見として会社や自治体の健康診断を受けていれば大丈夫なのか?」
A.「健康診断を受けているから安心!」ではない。
→生まれつき心臓の中の壁に穴があいていたりする先天性心疾患は、特徴的な心雑音を有することが多いため、健康診断で発見されやすいのですが、成人になってから発症する後天性の心臓病は多くの場合、少し踏み込んだ検査をしないと早期発見ができないというのが実際のところです。
言い換えれば、既に軽い症状が出ているような場合は、より専門的な検査を受ければ、ほとんどのケースで病気はどうか、治療が必要かどうか判断できます。

とのことでした。
今日お話いただいた内容は、天野先生が、誠文堂新光社から出している本「最新 よくわかる心臓病」に詳しく紹介されています。
興味のある方はぜひご一読ください。