気になるニュースを深〜く掘り下げます!

2006.10.08(日)付け情報
レポート・外山惠理(TBSアナウンサー)
レポート・外山惠理(TBSアナウンサー) 本日取り上げたとっておきネタ!をもう一度プレイバック!!

今週からリニューアルします。
その週起こった社会、芸能、スポーツなどなど、
様々なニュースをくまなくチェック!
その中から、気になるニュースをピックアップし、掘り下げていきます!

今週から、TBSアナウンサー外山恵理が毎週このコーナーを担当することになりました。

それでは今週、外山アナが最も注目したニュースはこちらです!

「パネルクイズ アタック25」は、児玉清さん司会で、
『赤・緑・白・青』の4色の席に座った4人の回答者が
早押しでクイズで25枚のパネルを争奪する正統派クイズ番組。
1975年のスタート以来、31年間、変わらないスタイルで
お送りする、クイズ番組としては最長寿番組です。
※毎週日曜日午後1時25分から 日曜天国放送後。
優勝賞金は、パネル1枚1万円、獲得したパネルの合計枚数×
1万円が獲得賞金となります。
※パーフェクトは2倍、25枚×2で50万円。
 (過去31年間で11にん、ここ8年くらいでていない)
※番組スタート当初は1枚2千円だった。
そんな人気クイズ番組で、カンニング疑惑が発覚!
19歳の公立大医学部の男性が、自らのブログの中で
「自力で半分も解けませんでした。カンニングしました。(笑)」
と、予選会でのカンニングを告白しました。
優勝した男性は、賞金15万円と全国共通お食事券10万円分を
獲得したため、クイズファンからは「詐欺だ」などと
怒りの声があがっています。
しかも、その男性の実力は、優勝したものの14問目で初めて
正解し、好位置の「角」のパネルを獲得。その後も6問の正答に
対して、7問が誤答。視聴者も「この人強くないな〜」と
うすうす思っている中で、優勝してしまったのも騒動が
大きくなった原因かもしれません。

では、そもそも予選会場では、そんなに簡単にカンニング
できるのでしょうか?
会場を監視するスタッフは3〜4人なので、どうにか他人の
回答を見ることは可能。大学受験は席を1つ空けて
座りますが、アタック25の予選会場はギュウギュウ詰め。
ちょっと視線を横にやれば、運良く横に座った人が強い人なら
いい点数が取れます。
では、今回、不正をしたと言われているにも関わらず
男性が優勝できた要因について・・・
?「予選で隣に座った人が運良く、強い人だった。」
?「その回は弱い人のグループの大会、他の3人が彼以上に弱すぎた」
?「パネルの取った場所がたまたま運良くいい場所だった」
と、予選から本選まで、運のよさが重なりまくって、
優勝してしまった。というところでしょうか。

では、今回の騒動、不正が事実なら賞金はどうなる?
ということについてですが、スポーツ紙に寄せられている
弁護士の見解によると・・・
カンニングがほんとうにあった場合でも現行犯ではないので、
刑事事件にはならないとか。ただし、民事訴訟はありえるそうです。
たとえば、テレビ局が『賞金15万円を返せ!』となれば、
会社に損害を与えたということになり、少年は返却しなければ
ならないそうでブログの書き込みも物的証拠になりうるそうです。
児玉清さんも「その通り」とは言えない、今回の騒動、
男性はブログで笑いを取るために書いたと疑惑を否定しています
が、書き込んだのは事実、果たして真相はどうなるのでしょうか?