コシノジュンコ MASACA

ファッションデザイナー:コシノジュンコが、それぞれのジャンルのトップランナーをゲストに迎え、人と人の繋がりや、出会いと共感を発見する30分。MASACA!な驚きを創造する人々…MASACA!な未来を想像する人々…そんな人々との出会い「MASACA!」がCREATIONを生み出す!

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コシノジュンコ MASACA
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出演者

コシノジュンコ
大阪府岸和田生まれ。78年パリコレデビュー。世界各地にてショウを開催。オペラやブロードウェイミュージカルの舞台衣装、スポーツユニフォーム、インテリアデザイン等幅広く活動。MASACAは初のラジオレギュラー番組。

出演者

出水 麻衣
TBSアナウンサー。
1984年2月11日生まれ。東京都出身。
上智大学外国語学部英語学科卒。
趣味:特スポーツ観戦・グルメツアー・観劇・ゴルフ・ランニングなど

MASACA!プールに飛び込んだら・・・

JK:今週のゲストの別所哲也さんと一緒にね、フランス映画祭でね、2002年だったかな、一緒に審査委員をしてるんですよ。審査委員長がジャンヌ・モロー。

出水:大女優さん。

JK:粋で恰好いいフランスの大女優。あんな大人に憧れていたんですね。
そのときの服装、どんなかというとね。黒い普通のスーツに白いシャツを着て、白いね、絶対カシミヤの一番上等なものだと思う、薄くて、ふわぁってさりげなく、掛けてるのか持っているのかわからない

出水:ストールみたいなものですか?

JK:ストールです。それをヒラヒラと。あれが目に焼き付いて。あの白と黒が。だから今日、白と黒、着てきちゃった。

出水:イヤリングが赤いワンポイントで!

JK:だからすごく、女優っていう、ひとつの風格が、ずーっとありますね。

出水:それだけの美しい方なのに、あえてシンプルに、気飾らず・・・

JK:もともとこの人、シンプルな生活が好きじゃないかと思う。
いわゆる可愛いバルドー、チャーミングな役ではなくて、ちょっと粋な、ユニークな独特の役が多いでしょ。
でね、「Jules et Jim」っていう映画があったんです。「突然炎のごとく」っていう日本タイトルでね。

凄くユニークな映画でね。ジュールとジムっていう二人の男の子に恋して。本人はまるで少年のように男装して、わざと髭を描いて、胸をバンドエイドでトップだけ貼って、それで白いシャツを着て、自転車に乗って、プールにパーンて飛び込むシーンがあるんですよ。格好よくて、いつかやってやると思っていて、やったのわたし!

出水:ええっ!やったんですか?

JK:そしたら私、泳げなかったっていう事が分かったのよ!

出水:ナンデスカ、そのエピソード!

JK:あのとき音楽祭だったのね。かまやつひろしさんとふざけて、ぴょーんって、降りたわいいの。
(ジャンヌ・モロー)本人は、まるで少年のように、男装というか、胸のトップにバンドエイド貼って、自転車乗ってプールに飛び込むシーンがあったんです。
そしたら私、泳げなかったのよ。
そのときかまやつひろしさんと、ふざけてポーンと降りたのはいいんだけど、私もうね・・プールって立てる位置があるじゃない。たまたまギリギリのところで、ちょっと大変だった。
もう、もがいた。

出水:(笑)

JK:だからもう、ジャンヌ・モローのせいなのよ・・・