
MASACA!プールに飛び込んだら・・・
JK:今週のゲストの別所哲也さんと一緒にね、フランス映画祭でね、2002年だったかな、一緒に審査委員をしてるんですよ。審査委員長がジャンヌ・モロー。
出水:大女優さん。
JK:粋で恰好いいフランスの大女優。あんな大人に憧れていたんですね。
そのときの服装、どんなかというとね。黒い普通のスーツに白いシャツを着て、白いね、絶対カシミヤの一番上等なものだと思う、薄くて、ふわぁってさりげなく、掛けてるのか持っているのかわからない
出水:ストールみたいなものですか?
JK:ストールです。それをヒラヒラと。あれが目に焼き付いて。あの白と黒が。だから今日、白と黒、着てきちゃった。
出水:イヤリングが赤いワンポイントで!
JK:だからすごく、女優っていう、ひとつの風格が、ずーっとありますね。
出水:それだけの美しい方なのに、あえてシンプルに、気飾らず・・・
JK:もともとこの人、シンプルな生活が好きじゃないかと思う。
いわゆる可愛いバルドー、チャーミングな役ではなくて、ちょっと粋な、ユニークな独特の役が多いでしょ。
でね、「Jules et Jim」っていう映画があったんです。「突然炎のごとく」っていう日本タイトルでね。
凄くユニークな映画でね。ジュールとジムっていう二人の男の子に恋して。本人はまるで少年のように男装して、わざと髭を描いて、胸をバンドエイドでトップだけ貼って、それで白いシャツを着て、自転車に乗って、プールにパーンて飛び込むシーンがあるんですよ。格好よくて、いつかやってやると思っていて、やったのわたし!
出水:ええっ!やったんですか?
JK:そしたら私、泳げなかったっていう事が分かったのよ!
出水:ナンデスカ、そのエピソード!
JK:あのとき音楽祭だったのね。かまやつひろしさんとふざけて、ぴょーんって、降りたわいいの。
(ジャンヌ・モロー)本人は、まるで少年のように、男装というか、胸のトップにバンドエイド貼って、自転車乗ってプールに飛び込むシーンがあったんです。
そしたら私、泳げなかったのよ。
そのときかまやつひろしさんと、ふざけてポーンと降りたのはいいんだけど、私もうね・・プールって立てる位置があるじゃない。たまたまギリギリのところで、ちょっと大変だった。
もう、もがいた。
出水:(笑)
JK:だからもう、ジャンヌ・モローのせいなのよ・・・