過去の議事録

2018年10月22日(月)開催 第165回 TBSラジオ番組審議会より
「たまむすび」2018年10月10日(水)(13時-15時30分)放送分について

出席者(敬称略)

委員長大石 裕 
副委員長伊藤 英敏 
委員横山 真司 ペリー荻野 水科 孝之 柴田 ゆう

局側出席者

 三村 社長

 古川常務取締役編成局長

 碧海取締役番組審議会事務局長

 三条制作部長

 阿部番組プロデューサー

審議対象番組

2018年10月10日(水)放送(13時-15時30分)、「たまむすび」。
2012年4月スタート。午後の時間を明るく過ごせる様々な話題を提供するトーク&バラエティー番組。月〜木のパーソナリティ赤江珠緒は一年の産休を経て、2018年4月から復帰。

委員の主な発言

◇全体がざっくばらんな印象だが決して適当にやっているということではない、恐らく計算はされているがそれを感じさせない、楽に聞ける番組だったと思う。変な言い方だが、何かやりながら聞くにはすごく助かる、そんな感じの番組。

◇前は赤江さんがすごく頑張って話しているのを(博多)大吉さんが上手にフォローしているという関係性だったと思うが、今は本当に50%ずつぐらいの会話になっていて、バランスがすごく変化したなと感じて、ますます面白くなった。赤江さんのポンコツぶりが毎曜日出てくるのが楽しくて聞き耳を立てているところがあったが、ちょっと貫禄がついてこられたのかなという感じがして、番組の変化をすごく実感した回になった。

◇インパクトのある話題があまりないので、記憶には残らないけれども反面疲れないという感じ。「ニュースたまむすB」は、どういうコンセプトでやられているのかがちょっと見えなくて、よくわからなかった。

◇声も張らずに、誰かを貶めたりもしないで、沖縄のエピソードから、サーターアンダギーから、ホテルにいた店員の話から、ウルトラマンのパーカーに話が一貫せずにどんどんスイングしていく感じが、ものすごくレベルが高いなと感じた。引き出しの多さと反射神経は一朝一夕にできるものではないのだろうなと思って、とても感心した。

◇「代読芸人おりしま1ページ」このコーナーだけはちょっと残念な内容。取り上げられた本にも野球にも興味がなくて申し訳ないが、居島さんが清原に対してバカにするような言い方をしていて、聞き続けるのが苦痛。居島さんの芸風なのかも知れないが、赤江さん、大吉さんがフォローしようとしても気にせずまくし立てるのは印象が良くなかったかなと思った。

◇非常にイージーリスニングを求めているが故の、ある種の日常感と安定感が、刺激のなさと表裏一体であるという感じが強くした。それはそれで昼の番組としてはいいことだと思うが、他方において、大吉さんが非常にいい言葉をポーンと投げかける力を持っているし、赤江さんも前のテレビキャスターの時にはそれなりの異彩を放った方だったはず。その個性がぶつかっているはずなのに、余りにも波風が立たない。大吉さんがそれなりにかき回したり、時には否定もしてくださっている、その面白さはあるけれども、全体で見れば、今お話したようなことになっているかなと思う。

以上



(TBSラジオ番組審議会事務局)