過去の議事録
2018年5月28日(月)開催 第162回 TBSラジオ番組審議会より
「ジェーン・スー 生活は踊る」2018年5月14日(月)(11時?13時)放送分について
出席者(敬称略)
委員長 | 大石 裕 |
副委員長 | 伊藤 英敏 |
委員 | 横山 真司 ペリー荻野 水科 孝之 増田 弥生 柴田 ゆう |
局側出席者
入江 社長
三村取締役
碧海取締役番組審議会事務局長
古川取締役編成局長
三条制作部長
久保田番組プロデューサー
審議対象番組
2018年5月14日(月)放送(11時?13時)、「ジェーン・スー 生活は踊る」。
2016年4月スタート。コラムニストのジェーン・スーをパーソナリティに、生活に根差した情報やトピックスをお送りする番組。「ながら聞き」の時間帯の番組として、各コーナー、番組全体が聞きやすい長さや構成になっているかどうか。
委員の主な発言
◇全体を通して楽しく聞けた。スーさんの語り口にとても好感を持った。「ながら聞き」ができるコーナーと、じっくりと聞きたいコーナーのバランスがちょうどいいかなと思う。
◇「相談は踊る」のコーナー、とても面白かった。今の時代、恋愛の相談をする時にLGBTの問題というのは絶対に関わるものだと思うので、そういうのがナチュラルに出てくるというのは、スーさんはさすがだなと思った。
◇30代、40代の女性をターゲットとしているという点で、(ラジオショッピングのコーナーの)商品の選定としても、ちょっと上なのかなと思った。流水麺のところも、もうちょっとオーガニック系に行くとか、野菜系に行く方が、そちらへ行きやすいのかなと。
◇番組全体としての一体感というのかインパクトに欠けるような感じがある。コーナーにメリハリがないというか、ベタッとした感じを受けてしまった。「相談は踊る」は我々が共有できる共通の悩みみたいなものがテーマだと面白いのではないか。
◇音楽で番組のカラーを構成しているというのはすごく良くて、他の番組にはない個性だと思うので、これはとても続けてほしい。スーパー総選挙は、また来たかということで、私は前の回の時にすごく興奮して聞いたが、前のことを知らない人たちにきちんと情報を伝えないと、「これは一体何ぞや」ということになってしまうので、ちゃんと説明をして頂きたいと思う。
◇「新明解国語辞典を読む」というのは非常に面白い展開だなと思って聞いたが、クイズ形式にする必要があるかどうかというのはちょっと疑問。それよりも、出てきた言葉について「牛の涎って何だ」みたいなことがもう少し欲しかった。そうすると三つもやれないだろうから、二つぐらいでいいのか、一つでもいいかと。そこから派生して、何か違うことを拾っていった方がよかったのではないか。
◇スーさんというキャラクターというかパーソナリティを番組としてどのように生かそうとしているのか。ひょっとしたらもっと潜在力を持っていて、もうちょっと自分の言葉でお話しする時間を長くして頂けると、番組としても面白みが増す部分があるのではないか。「生活」という言葉をキーワードにスーさんが出てきた時に、生活離れした人なのか、あるいは本当に主婦型、生活密着型の人なのかということが見えづらかった。
以上
(TBSラジオ番組審議会事務局)