過去の議事録
2017年12月5日(火)開催 第157回 TBSラジオ番組審議会より
今年一番印象に残った番組・TBSラジオの放送全般に対するご意見について
出席者(敬称略)
委員長 | 大石 裕 |
副委員長 | 伊藤 英敏 |
委員 | 横山 真司 ペリー荻野 水科 孝之 増田 弥生 |
局側出席者
入江 社長
碧海取締役番組審議会事務局長
古川取締役編成局長
三条制作部長
委員の主な発言
・今年印象に残ったラジオ番組
◇ 「THE FROGMAN SHOW A.I.共存ラジオ 好奇心家族」
4時間という長い時間を、AIという切り口だけで時間が持つのかなという疑問をもって聞き始めましたが、番組を聴いているうちにAIが様々な分野、場面で登場してくることに改めて驚き、AIというものが我々の生活、社会に深く浸透してきているのだということを実感することとなりました。AIという切り口で全ての生活や社会を切っていくのは、現代社会において、とってもおもしろい切り口なのではないかと再認識した次第です。
・TBSラジオの放送全般についてのご意見・望むこと
◇ TBSラジオでは、永六輔さん、大沢悠里さんらの伝統的長寿番組が終了し、新しい番組が始まっています。また、ナイター放送も止めるとのことです。いよいよ、ラジオ放送も真に新しい時代を迎えようとしているのではないかと思います。新しいTBSラジオに期待しています。
◇ どの範囲のリスナーをターゲットにしているかが、わかりにくい番組が多いような気がします。番組制作者の個性や趣味をもっと前面に出して、リスナーを引きずりこむような工夫が必要だと思います。
・ラジオの聴取方法が多様化する中、生放送中心のTBSラジオ番組編成・内容に対するご意見
◇ ラジオの楽しさは「想像できること」だと思っています。聞こえてくる“言葉”“音”“音楽”といったもので、場所や雰囲気、人の数や動き、生活や生き方、といったものを想像出来ることだと思うのです。いろいろな音や言葉を聞いて世界を想像する、その「想像」は自分にしかない世界を生み出す「創造」につながるのです。現状のTBSの番組では、その創造させる為の“音”が少ないように感じます。“言葉”は多いのですが、“音”…例えば、祭りの音、水の音、雨の音、車の音、動物の音や声、人間の声や音、etc.
もっと、“音”をふんだんに取り上げて欲しいと思います。それはニュースなどの報道でも、情報系の番組でも、音楽番組でも、同じように“音”を活用して、想像(創造)の楽しさを味わう場を提供して下さるようお願いしたいと思います。
以上
(TBSラジオ番組審議会事務局)