過去の議事録

2016年5月23日(月)開催 第142回 TBSラジオ番組審議会より
「伊集院光とらじおと」 2016年5月10日放送分について

出席者(敬称略)

委員長大石 裕 
副委員長伊藤 英敏 
委員横山真司 増田弥生 ペリー荻野 水科 孝之 伊藤美希子

局側出席者

 入江 社長

 須郷番組審議会事務局長

 柳澤編成局長

 石垣制作部長

 池田プロデューサー

 鳥井ディレクター

 服部ディレクター

委員の主な発言

◇伊集院さんがラジオをやることに関しては、すごく信頼感もあるし、そんなに心配もしないで聞いているという感じだったのですが、ちょっと気になったのは、上田さんの立ち位置です。火曜日アシスタントの上田まりえさんは非常に笑い上戸でいらっしゃるのですが、進行役という立場があるのであればどこかでシュッと声が変わる。上田さんにそれが求められているのか、そのままでいいよ、笑っていればいいよという立場なのか、ちょっとわからなかった。上田さんの位置が、もうちょっとメリハリがつくと、より聞き逃せない番組になるのではないか、と思いました。

◇アシスタントの上田まりえさんは伊集院さんと同じテンポで放送していたのですが、そこでテンポをちょっと落とすと年配の方が聞きやすくなったり、そんな工夫の余地はあるのかなと思いました。ゆうゆうワイドを聞いていた年配のリスナーがこれを聞いたらやはりざわつき感があったのではないかと思います。

◇「Yahoo!知恵袋 俺の5つ星」に関して。人だったら生きているので、まだきれいだとか、こんなになっちゃったとかあるけれども、食べ物は、なくなってしまったときにどういうふうに懐かしさを出すのかというのは難しいなと思いました。

◇全体としては、結構面白くて、正直びっくりしました。池田プロデューサーの話を伺って、聞き逃せないという意図がもろにはまって、私は聞きながらノートをとりたくなったり、何もできなかった。テレビは、起きるとつけて、何気なく流しっぱなしにできるのに、途中で<ラジオってこんなに真剣に聞かないといけないの?>と思うぐらい、何もできなくてちょっと困ったという感じがありました。視覚情報がないと、自分のなかでものすごく想像力を膨らませるので、例えば職人のコーナーで、自分のなかでどうやって砂時計を作るのかということにほぼ脳が占領されてしまって、本当に他に何もできない。脳トレになるような気がして非常に面白かったです。聞き終わった後に何人かの友達にメッセージを送って「ラジオを聴いて」と話したぐらい、次の日からも聞ける時には聞いてしまったぐらい、わたしにとっては転換になった日でした。ラジオ元年みたいな感じですかね。

◇唯一気になったのが、「Yahoo!知恵袋 俺の5つ星」というタイトルの「俺の」の部分。なぜ「俺」に限定されてしまうのかな、と。おばさんの私は5つ星を言いづらいというか。伊集院ご自身が「俺」と言っているから「俺」なのか。そういう意味では多様性をつなげようとしているのに、そこだけすごく限定的な感じがして残念に感じました。

以上



(TBSラジオ番組審議会事務局)