過去の議事録

2016年1月25日(月)開催 第138回TBSラジオ&コミュニケーションズ番組審議会より
「SOUND AVENUE 905」 2016年1月12日・13日・14日放送分について

出席者(敬称略)

委員長大石 裕 
副委員長谷川真理 
委員伊藤英敏 横山真司 ペリー荻野 水科孝之 長田充代子

局側出席者

 入江 社長

 田中 常務取締役

 須郷番組審議会事務局長

 柳澤編成局長

 石垣制作部長

 片桐プロデューサー

委員の主な発言

◇今回は音楽中心でしたので、走りながら気軽に聞かせて頂きました。佐野さんが16歳だったころの1972年の曲、非常に懐かしかったです。鐘が鳴ってラジオドラマが流れてくるのですが<これはなんだろう>と思っていたところ、最後にはGeorge Harrisonの「My Sweet Lord」がかかりました。曲の紹介がかなり笑えました。

◇3本聞かせて頂いて、全体的な感想として非常に面白く聞かせて頂きました。お三方、佐野さんも鈴木さんも小西さんもそれぞれまったく違う色合いと違う雰囲気があってそれぞれが非常に面白かったです。マニアックな曲もありましたが、それをついつい聞いてしまうという楽しさがあったと思います。どうしてはまったのかと考えたところ、皆さんわりと同年代なのです。そういう意味では、若い人が聞いたらどんな感じだろうとはちょっと思いました。点数をつけながらやっていたのですが、大体全部80点ぐらいという感じでした。3本聞いたら全部100点やってもいいなという感じもしました。

◇全体の印象として、知っている曲、好みの曲だけでなく、いろいろな曲に接することができる楽しい番組だと思いました。ベストテン方式、ランキング方式とは違って、パーソナリティの人が自分で選ばれるということで、新しい曲を知ったりする。そんなチャンスがあって、いいなと思いました。

◇佐野元春さんと鈴木慶一さんは、滑舌が悪いなと。DJをやっていらっしゃるということだけれども、早口でモゴモゴ言っていて、何を言っているのかわからないところもありました。

◇佐野元春さんは、結局は同じことをやっているんですよね。NHK?FMの『サウンドストリート』でやっていたことを、言い方は悪いですけれども、ここによみがえって、私たちのところにまた届けてくれた。それをTBSが、AM局だった局がやったということは、ずんとくるというか、感動してしまいました。佐野さんの滑舌の問題がありましたが、耳に慣れれば大丈夫ですよ。あのボソッという感じ自体、もう30年間耳になじんでいる人も多分たくさんいるので。

◇ラジオを聴いていて、後半にはチキさんの番組などすごくハードな番組があるなかで、9時から1時間がすごく心地よく、例えば仕事から帰って9時台のテレビはつまらないという人たちを全部からめとるぐらいの気持ちで、これからもやってほしいなと思いました。

◇僕は皆さんよりもちょっと下の世代で、1桁台の年齢のときからAMに飼いならされている人間なので、このFMチックな感じが合わなかったです。山下達郎さんのラジオをうっかり聞いてしまったときの居心地の悪さみたいなものを感じながら、僕は番組を聴いていました。その理由なのかどうかわかりませんが、知っている曲が全然かからない。僕ははまらなかったのですが、ひょっとしたら金曜日の週代わりで入っている星野源さんとかをチェックしたら、僕はそちらの方がすごく興味深く聞けたのかもしれないと思いました。

◇3日間のなかでいちばん聞きやすかったのは、木曜日の小西さんの回でした。「ドトールコーヒーとかでかかっていそうな曲をどんどん流します」ということで、知らない曲だったのですが、どんどん次々とかかるので、BGMとしてとても楽しかったです。気になったのは、曲名をいうのはあまり好きではないとのことで、ツイッターで見てくださいとおっしゃっておられました。私のようにツイッターをやっていない人とか、その場にインターネットの環境がない人もいらっしゃると思うので、曲名とアーティスト名は言って頂きたいと思いました。

(TBSラジオ番組審議会事務局)