過去の議事録

2013年5月27日(月)開催 第112回TBSラジオ&コミュニケーションズ番組審議会より
「発信型ニュースプロジェクト〜 荻上チキ・Session-22」 5月13日放送分について

出席者(敬称略)

委員長大石 裕 
委員谷川真理 伊藤英敏 横山真司 ペリー荻野 桃井義人 

局側出席者

 入江 社長

 田中 常務取締役

 伊藤 番組審議会事務局長

 古川 編成業務局長

 柳澤 ニュース情報部長

 長谷川 番組プロデューサー

 野口 ディレクター

委員の主な発言

◇ 途中でツイッターとかブログとか、SNSを活用して意見が入ってくるのがあったのですが、番組がちょっと横に行きそうになると、それでずっと修正されるというのは、すごく面白いなと思いました。昔にはなかった番組の作り方だなと思って聞かせて頂きました。

◇もうちょっと整理されて、立場として、皆さんが意見を持って届けるような内容になったら、私はこの帯はすごくいいなと思いました。

◇皆さん、それぞれの立場で話されたいことが非常にたくさんあると思うのですが、話のスペース的なものが余りなかったように思います。夜中の時間帯といったら、リスナーは30代、40代、50代の方々がメインとはいえ、若干早口で理解しづらかったように感じました。ラジオというのは空想しながら聞くと思うのです。そこで、ワーッという言葉の嵐で、その絵が余りにも浮かばなさ過ぎたなと思います。

◇荻上さんは今メインパーソナリティという自覚を持ちつつあり、この番組を進行していくという自覚を持ってやっていらっしゃるなという感じはすごくありました。本当にいいなと思ったのは、障害のある子どもたちにどう対応するのかという話が出てきたことです。こういう話が待機児童の中で議論されたことは、私たちは一度も聞いたことがないし、ニュース、テレビでも取り上げられたことがないと思います。こういうテーマを取り上げられるのは、これだけ時間をとっているラジオならではの特性で、全ての子どもに権利があるということを明言されたことは、私はすばらしいと思いました。

◇核燃料サイクルの問題とか、96条の問題など、これだけ世論が割れている問題について明確な意見を述べるということは確かに本当に面白いのですが、なぜこの問題が出てきて、今議論が起きているかという背景説明をきちんとしないと、ある種の薄っぺらさに通じてしまうと思われます。

(TBSラジオ番組審議会事務局)