過去の議事録
2012年11月26日(月)開催 第106回TBSラジオ&コミュニケーションズ番組審議会より
「~残業支援系ランキング・トークバラエティ~ザ・トップ5~リターンズ」 11月6日放送分について
出席者(敬称略)
委員長 | 山野 勝 |
委員 | 田中珍彦 大石 裕 谷川真理 水科孝之 ペリー荻野 (中村委員欠席) |
局側出席者
入江 社長
田中 常務取締役
伊藤 番組審議会事務局長
古川 編成局長
坂元 制作部長
橋本 プロデューサー
委員の主な発言
◇良いなと思うのは、残業している若いリスナーの方、現役で仕事を沢山されている方たちのための番組ということで、radikoとかニコ動とか、連動されているのはとても良いなと思ったのですが、これがどのように生きているのかというのが、番組で解りづらかったので、もうちょっとアピールすると良いと思います。様々な聞き方があるということをもうちょっとアピールしていくと、本当のターゲットに届くのではないかという感じがしました。
◇全体に流れているBGMとか、途中でかかる曲のセンスがすごく良いと思いました。この時間、AMで余りかからないのとかかるのと、多分半々ぐらいでやられていると思いますが、「こんな時間にかかるんだ」というのがすごく意外で良かったです。曲が終わった後に、スタジオで「良い曲でしたね」とか「懐かしいですね、スピッツ」とか、ただ曲をかけているだけではなくて、受け答えがあるのもすごく良いなと思いました。
◇神田さんの肩書きとして「元NHKのアナウンサー」ということが、番組内でかなり多発されていたのです。これが今後どこまで引っ張れるのか、あるいはそこまでこだわることがネタになるのかというのが、最初はちょっと「うーん」と思いました。NHKのアナウンサーとの対比というものがどこまで面白さを喚起できるのかについて、ちょっと考えさせられました。
◇ご本人の個性がとても出ていたのですが、大統領のベスト5。「誰がいい?」と言ったら、神田アナウンサーが「ブッシュ」と言って、「何でブッシュなの」と言われたら、「小泉さんと一緒に乗り物に乗っていたのがかわいい」と。この辺りは、本当にごく普通の、酒場で隣のお姉さんが喋っているような感じで、本当に神田さんの地なのでしょう。だから、噛むのは、確かに職業人としてはいかがかなとは思いますが、噛みも含めて素でやっているような気がして、とても好感が持てました。
◇通常、こういう番組はアナウンサーが中心になって、ゲストの、今回でいうとジェーン・スーさんの立場の人が、それをフォローするという感じが多いのですが、今回は逆に、ジェーン・スーさんの方がしっかりしていて、神田愛花さんの手綱を引きながらやっているような構造が逆に新鮮というか、面白いなと思いました。
(TBSラジオ番組審議会事務局)