過去の議事録

2011年11月28日(月)開催 第96回TBSラジオ&コミュニケーションズ番組審議会より
「ザ・トップ5」 11月10日放送分について

出席者(敬称略)

委員長山野 勝 
委員萩原健太 谷川真理 水科孝之 二木 薫 
(田中副委員長、宮台委員欠席)

局側出席者

 加藤 社長

 伊藤 番組審議会事務局長

 入江 取締役

 柳澤 制作センター長

 坂元 制作部長

 橋本 プロデューサー

委員の主な発言

◇今回は、木曜日の小林悠さんとジェーン・スーさんの回を聞かせて頂きました。女性二人で進行する番組を私は初めて聞いたのですが、女性同士の「ぶっちゃけトーク」が面白くて、私個人としては非常に楽しめました。ただ、このような、給湯室での女子トークといった雰囲気が男性にはどう響くのかというのは、ちょっと気になります。

◇5位までのランキングを次々に流して行くという番組の構成は、広く軽やかに情報を仕入れることができて、とても今風だなと思いました。気になった点として、番組内で同じジングルが大量に流れるというのが、ちょっとしつこく感じました。

◇全体的に何かFM的というか、今までのTBSのAMのような感じがしないなと思いました。僕は昔からのAMのファンなので、「今日もお疲れさまです」のコーナーとかは、ちょっとほっとしてしまいます。ああいうのがもっとあってもいいかなと思いました。

◇今回は4時間という長時間にわたっての番組でしたが、お二人の女子トークという感じで、プライベート的な話も取り混ぜながら、トップ5という切り口をきっかけとして、いろいろな話が聞けて、飽きることなく聞かせてもらいました。

◇毎日あれだけの数のランキングを揃えるのは難しいだろうという前提はありますが、紹介されていたものは案外普通のランキングだなと感じました。割と当たり前のランキングなのであれば、一般的な結果に対して、番組出演者からの、もっとマニアックなものがあるという提示がもう少し強烈にあればいいのでしょうが、そこまでは到達していない印象を受けました。

◇今回のこの番組は、恐らく、聞く年代層によって多分評価が二つに分かれると思います。今回は、年代層を非常に下げたところを狙っているようで、これは新しい聴聴者を取り込もうという一つの新しい試みなので、それ自体は決して悪いとは思いませんが、それによって、多分「面白い」という人と「そうでもない」という人の分岐点がはっきり別れるなと感じます。全般的に言うと、非常に軽くて、今の若い人の空気というのがすごく伝わってくるような番組だと思いました。いずれにしても、私の年代の番組ではないけれども、新しい聴取者を獲って行こうとするTBS側の試み、全体としての姿勢は評価したいと思います。

(TBSラジオ番組審議会事務局)