過去の議事録

2011年2月28日(月)開催 第89回TBSラジオ&コミュニケーションズ番組審議会より
「小島慶子 キラ☆キラ」 2月14日放送分について

出席者(敬称略)

委員長山野 勝 
副委員長田中珍彦 
委員萩原健太 野地秩嘉 谷川真理 栗原 学 
(宮台委員欠席)

局側出席者

 加藤 社長

 橋本 番組審議会事務局長

 入江 取締役

 三条 プロデューサー

委員の主な発言

◇小島さんというのはマイクの前で魔法遣いみたいな感じで、まだまだいろんな仕掛けができるんだなと思います。月曜日から金曜日、5人のパートナーも非常に個性が強烈な人たちなので、やはりかけ合いの妙というんですか、それも、ともすると逆だと、構成上、森本さんの遠藤さんというほうが多分今までのスタイルだったと思うんですけれども、対等なパートナーと本当に喋り出したらどこかで時報がちょん切れてというのは、これも余りつくり込まれていないよさなのかなと。そうすると怒られてしまいますけれども、そういうのが私は魅力の1つだと思います。

◇「あした何するの?」というテーマが非常に日常的なテーマだったので、リスナーの方のメールの紹介がいろいろありましたけれども、それはすごく楽しく面白く聞かせてもらいました。これからも、こういった日常的な話題のテーマで皆さんを楽しませていただきたいかなと思いました。

◇どこのコーナーよりも、僕は小島さんと大木さんが喋っている、何となく話題がすごく面白かったんです。その理由は、「共感」ということだと思います。この番組が提供してくれる「共感」という感情がすごくいいんじゃないかと思い、1つお願いするとすれば、JRの件とか、毎日のことというのは確かに共感しやすい話題なんですけれども、もっと共感しにくいようなテーマを選んでやってみるとどうなるんだろうなというのを、小島さんならできるんじゃないかなと思うので、やってみたらどうかなと思いました。

◇この番組に対してよく言われますが、昼間ですけれども、深夜帯というか、深夜放送に近い手ざわりだと。それはすごく感じます。僕も古い世代だからということもあるのかもしれませんが、この時間にこういうことが行われているのは、かつての深夜放送っぽいなということは感じます。そういうふうに感じる人間の年齢層もある程度上がってきていることを考えれば、この時間がかつての深夜帯と同じような役割を果たしているのかもしれないなということも感じます。

◇やはりラジオというのは喋り手の声の質、使う言葉、話し方、あと対話するわけですから、間というものがすごく大事なんだなと改めて思い知らされたという感じで聞き始めました。本当にあっという間に「30分ぐらいたってしまったのかな?」という引き込まれ方をしました。それは多分、自分の身の回りのよく知っている人とか友達が喋っているわきか何かにいて、聞くともなく聞いていて、突然、そうそう、そうなんだよねと共感を持って話に割り込めたり。例えば、そういう話、この間、僕のほうにもあったよという非常に身近な感じがするやりとりがずっと続いていたせいなんじゃないかなと思いました。

◇小島さんは時々子どものことをちらっと言っていますよね。今、世の中では若いお母さんたちが、すべてではありませんけれども、目立つのは虐待とか何かということで、子どもに対しての不安なことを抱えている若いお母さんが多いと思います。そういう意味では、子どもに対する愛情みたいなものが、大げさではないけれども、ちらちらと出てきていたというのが、これを聞いている若い女性には力強いことじゃないかなと思いました。

(TBSラジオ番組審議会事務局)