過去の議事録

2009年4月27日(月)開催 第71回TBSラジオ&コミュニケーションズ番組審議会より
「森本毅郎・スタンバイ!」

出席者(敬称略)

委員長山野 勝 
副委員長田中珍彦 
委員宮台真司 野地秩嘉 谷川真理 高尾佐姫子
(萩原委員欠席)

局側出席者

余田 社長

入江 取締役

水野 番組審議会事務局長

藤井 プロデューサー

河野 経営企画室長

委員の主な発言

★ 各界を代表するコメンテーター陣の方々がわかりやすく政治情勢等を説明、コメントをして下さるので、非常に楽しく聞かせてもらいました。
★ 「歌のない歌謡曲」では、少しの時間だけでも音楽を流すことによって、かたいニュースだけじゃない、ちょっとほっとした時間だったと感じました。
★ 家事をしていて慌ただしい朝は、難しい話を聞きたくない時間帯なのですが、コメンテーターの伊藤洋一さんのお話は、頭の中に温かくヒーターのように入ってくるので、すごく聞きよくて、いいなと思いました。
★ 「現場にアタック」で、町のさまざまな人のお話が聞けるというのが、この番組のすごくいいところだと思っています。
★ MCの二人に安定感があるので、伊藤洋一さんの安定感のある喋りが、ある種単調っぽく聞こえてしまうんです。コメンテーターがもう少しはじけた方向に展開されたほうがいいのかなと思いました。
★ 本当のことを知りたいという本物志向が非常に広がっていると思うので、伊藤洋一さんがもう一段踏み込んで、目からうろこ的なエンターテインメント感を出せれば良いと思います。
★ 20年もやっているので余計なものがそぎ落とされたというか。そういう意味では、ある種心地よく2時間を過ごさせていただいたなという感じです。
★ いろんな形でニュースを扱うコーナーが出てきています。当然、ニュースですからダブるタイトルもあるわけですけれども、それをその都度違う、同じような喋り方ではなく、ちょっと深く喋ってみるとか、そういうことで、同じタイトルが出ながらも非常に聞きやすく、非常によかったと思いました。
★ 伊藤さんというのは非常にいい立ち位置でバランスをとって喋られていたと思います。
★ 朝の時間帯の忙しい中で聞いていったときに、時間配分とか、枠のつくり方、テーマのとり方だとか、それがテンポよくこなれていて、僕はとても聞きやすい番組でした。
★ ニュースは、何度も出てきますけれども、それは我々みたいに真剣に時間を、バーッと聞いている人じゃなくて、大体何か作業したりしながら聞くというのがラジオの聞き方だと思いますので、こういうニュースを、時間をずらしながら組み込んでいくやり方というのは大変いいと思います。大変聞きやすく思いました。
★ 「現場にアタック」のテーマは「根気」。「根気」という言葉に対して誰もが自分の中でこうだなと思えるものがあると思うんですけれども、それと現実のインタビューが、根気ってこんなことかよと思うような実例ばかりで、聞き手は納得できなかったと思う。
★ 「現場にアタック」のテーマの「根気」は確かに難しいですよね。「根気って何?」と言われても、自分でも答えろと言われてもなかなか難しいんですけれども、結局、自分が好きなことはやるけれども、嫌いなことは続かないよというのがこの皆さんの意見の集約かと思いました。全体的な流れの中で、こういう町の声が入ってくると、何かほっとして、聞きながらにやっと笑うような場面もありましたので、息抜きといいますか、番組構成上ではこういうコーナーがあることもいいんじゃないかなと思いました。
★ 番組全体が安定していて、危なげなく聞けるというか。そういう意味では逆に個性がないと言われるかもしれませんが、この時間帯であれば、こういうつくり方が一番安心して聞ける番組かなと思いました。

(TBSラジオ番組審議会事務局)