過去の議事録

2008年3月24日(月)開催 第60回TBSラジオ&コミュニケーションズ番組審議会より
「生島ヒロシのおはよう一直線」

出席者(敬称略)

委員長山野 勝 
副委員長田中珍彦 
委員宮台真司 萩原健太 野地秩嘉 田中里沙 榎本敬子

局側出席者

余田 社長

入江 取締役

水野 番組審議会事務局長

鈴木 プロデューサー

河野 経営企画室長

番組内容について

『生島ヒロシのおはよう一直線』は毎週月曜日から金曜日の朝五時半から六時半、全国ネットの生放送。番組のコンセプトは、「聴くスポーツ新聞」。さまざまな生活情報をお届けするTBSラジオのトップバッターという役割。今年で10年を迎えます。

委員の主な発言

★ 全体的に流れるような感じで、とても聞きやすかったです。この時間は、私の周りですとお弁当を作りながらとか朝食の支度をしながら聞いている人が多いと思うんですけれども、国内のみならず海外の出来事やスポーツ、芸能のニュースをさらっと一通り聞くことができるので好感が持てました。
★ 最後のコーナーの「英語一語一会」は、唐突な感じで、急いで終わってしまうように感じ、ちょっと違和感を覚えました。
★ 特にこれという感想がないと言うと失礼なんですけれども、余り目鼻だちがはっきりしていないのかなという気はしました。
★ この時間に1時間で何となくこの日に気になりそうなことの基礎はこんな感じですよと全体的に提示してもらえる番組としては、とてもいいのかなと思いました。
★ いろんな話題を軽目、浅目に取り上げていくというのは、この番組、この時間帯に合っているパターンだなと思います。
★ 取り上げる生島さんのキャラクターを是とするかどうかみたいなことですべてが決まってしまうというところがあるので、その辺は生島さんのキャラクターみたいなのをつかみ切れていない僕としては、少し入りにくいところはありました。
★ 6時過ぎてからのニュースのところで、「では社会面です」とか言うと、音楽がバーンとかかってBGMになって、「ではスポーツ面です」と言うと、またその音楽がバーンと変わってというのが、あれは要るのかなと思いました。全体的にはもう少しゆったりと進んでいたような感じがしていたので、あの部分だけ、アタックのつけ方が妙に耳に残ったというような感じでした。
★ 熱心なかかわりがない感じ、全体としてフラットな感じのする番組だと思います。したがって、聞きやすいと言うこともできるんですが、耳に残らない。もっと言えば、もう一度聞いてみたいなと思う要素にやや乏しいような気もします。
★ 生島さんはせっかくいろんなことをご存じでいらっしゃるし、本当はいろんなことにコミットメントがある方であるので、もう少しそれを生かせるのかなという気がしました。
★ 例えば番組を2分割するとかということもあるのかなと。さらっとした部分と、生島流こだわりというコミットメントが前面に出る部分と、そういうふうになるとめり張りも少しきくし、両方のニーズを満たせるのかなという感じもいたしました。
★ 2500回以上放送して10年ということで、リスナーの方がちょっと年をとられたとか何か変化をしているのかなということも感じたりしながら聞いていました。英会話とか佐野元春さんの歌とか、この辺がターゲットとミスマッチになってきたりしているのかなとも思いつつ、今後、メーンのリスナー層をどこに置くかというところが課題なのかなと思いました。
★ 政治家がだめだよという話は小気味よく聴きました。外国人と話をしていて「日本はどうだい?」というのはバブルの後は経済だったんですが、今「日本はどうだい?」というのはほとんど政治です。
★ 最近、テレビでも何でもニュースとかこういうことに対して個人の思い入れが非常に強く出てくるので、意外と聞きにくいものなんですね。だから、妙な個人的な思い入れがなく、しかも、ある種の個人のぬくもりを感じさせながら喋っていた「ヘッドライン」ほ好感が持てました。
★ 5時半という番組なので、朝から余りガンガンガンガンというよりも、最初に、きょうスタート時点で知っておきたいことの、言ってみれば要素みたいなものがパパパッと入っているというこの構成はいいんじゃないだろうかと思いました。

(TBSラジオ番組審議会事務局)