過去の議事録

2004年3月22日(月)開催 第20回TBSラジオ&コミュニケーションズ番組審議会より
「森本毅郎スタンバイ!」3月11日(木)6時30分〜8時30分生放送

出席者(敬称略)

委員長吉越浩一郎 
副委員長山野 勝 
委員ヨーコ・ゼッターランド 萩原健太 石橋エリ
(宮台委員、二宮欠席)

局側出席者

 清水 社長

 大沢 取締役

 斎藤 編成局長

 鈴木 番組審議会事務局長

 藤井 プロデューサー

番組内容について

番組をナビゲートするのは、TBSラジオの朝の顔としてお馴染みの森本毅郎さん。そして、遠藤泰子さんが、忙しい朝の時間にも的確に耳に残るアナウンスメントでニュースを紹介します。更に、各界を代表するコメンテータ陣が、的確な解説と問題提起で鋭く問題点を摘出します。番組は、平日6時30分〜8時30分までの生放送で、4月から15年目に入りました。

議事の概要(主な意見)

◇森本さんのファンとしては、森本さんでなければならないというところの個性がもう少し見えると嬉しいなと思いました。あとは、最初、遠藤さんの声が岸恵子さんぽくて素敵なんですが、夜っぽいなというのを感じていました。今回、ちゃんと聞くと、聞き終わった後も、非常に耳に残っているし、相手に伝わってくるプロフェッショナルなお話のなさり方で、ニュースを伝えるという意味において、必要な方だったのだと・・・、失礼しましたと思いました。また、森本さんのコメントも、リスナーと同じレベルの反応をされるというところが、心地いいのかなという気がしました。

◇長い歳月をかけて練られた構成で出来上がっているんでしょうし、森本さんと遠藤さんの個性のもとで、作り上げるという確信を持ってスタッフが動いていらっしゃるようなので、それはそれでこの形でいいと思います。ターゲットの四十代ですが、十年前の四十代と今の四十代の変わり方があって、かなり聞く方のターゲットも持ち上がらざるを得ないなあと感じるんですよね。それと、「歌のない歌謡曲」についてですが、もしこのコーナーを続けるなら、このインストルメンタルの曲を敢えてかける事で、こっちの良さもあるんだという提示があってもいいかなと思います。

◇今、朝の速いテンポに合わせていろんな事を送り出していこうというテレビやラジオがあるそんな流れの中で、敢えて忙しい時間帯にゆっくりと大事なニュースを聞かせるという事では、テンポという事では非常に安心して聞くことが出来たかなと思いました。大事なニュースはインパクト強く、かと言って時間をとったからといって、だらだらと長くなっていることはないので、時間配分ということでも、とてもいいのかなと思いました。

◇全般的にこの番組を支えているのは、森本さんと遠藤さんに対する信頼感というか、安心して聞けるというのが、一番のポイントだと思うんです。一つだけ敢えて言うと、この番組を聞いている聴取者は、四〇代サラリーマンをターゲットに作られているんでしょうが、感覚的にはもうちょっと上かなと思います。そうすると、健康問題というのが結構話題になるので、健康のコーナーがあってもいいのかなと思います。それと、若干艶が無いので、音楽が欲しいかな。それが入ると、番組に艶が出てくるのではないでしょうか。

◇先程、遠藤さんの声の話が出ていましたが、私は絶対にいいと思っていたんで、夜っぽいと言われるとそんな気もするんですよね。でも、私は非常にいい声だと思います。朝ですから、せわしない中で、あの落ち着いた声で言われちゃうと何かハートを握られたような感じで、朝っぱらから参ったという感じになりました。(笑)今回、聞いて一つ思ったことに、「モーニングブレイク」のコーナーで近藤建設の音楽が流れるんですね。この音楽のところだけやたらに耳に残っているんですよね。聞こえた途端に「あ、これだ」と思いましたものね。嬉しくなっちゃうんですよね。ラジオの宣伝というのは、相当効果があるということでしょうね。

尚、「放送基準改正」案について当審議会に諮問通り答申を受けました。

(TBSラジオ番組審議会事務局)