過去の議事録
2002年11月18日(月)開催 第6回TBSラジオ&コミュニケーションズ番組審議会より
「CUBE」11月10日(日)10時〜12時
出席者(敬称略)
委員長 | 吉越浩一郎 |
副委員長 | 山野 勝 |
委員 | ヨーコ・ゼッターランド 萩原健太 宮台真司 京谷美樹 |
(二宮委員欠席) |
局側出席者
清水 社長
大沢 取締役
山口 番組審議会事務局長
内田 プロデューサー
北山 制作部長
番組内容について
出演は中山秀征、鳥越俊太郎、山岡三子。最新のニュースからここ1週間の出来事を、コンパクトかつ多面的に判りやすく振り返る情報番組。
議事の概要(主な意見)
◇10日の放送では鳥越さんが、下手すると「いないんじゃないか?」と思うほど静かで不自然な気がしたが翌週はとても歯切れよく話していた。もしかしたらゲストの方ですごく引き出されてお話するのかなという気がした。
◇私は芸能寄り、音楽寄りのことが専門なのでその部分を聴いていると「随分浅いな」という感じがする。もしかしたら政事経済とかの部分でも専門家が聴いたら浅いのか、それとも芸能・エンターテインメントが弱いだけなのか考えた。どちらにしても、不得手な部分を扱うのであれば「不得手なんだな」と逆にわかるようにしてもらった方が安心できるかな。
◇(この日の放送は)ゲストの遥洋子さんのキャラクターが表に出ていてよかったと思うが、ちょっと引いた視点から見るとゲストのキャラクターに番組の雰囲気が依存してしまうのではないかという気がする。そういう部分もあっていいがそれとは無関係に持続するような非常に骨太な構造が欲しい。
◇松井選手はメジャーでどれくらい打つかという話題で、「すごいピッチャーだけじゃないからすごくないピッチャーの時に打って打率を上げればいい」という展開があったが、日本のトップ選手をそういうふうに送り出すのか?そういうところで「専門家でないスポーツ好き」とかが専門家に反論する面白さが出るのではないのか。
◇どの層に向けるかで番組のやり方の位置関係が変わってくると思うが、「普段あまりニュースに接していないが矢張り知りたい」という層ならばそれなりの効果があるだろう。しかし、中年なり割とニュースに敏感な人たちにも訴えるというのであれば、もうちょっと毒のあるというか個性的なコーナーが作れたらさらにいいんじゃないか。
◇番組資料に「いじって欲しいニュースを毒舌コメンテーターがメッタ切り!」とあるのを見て、これはダメだなと思った。これがなければ全体的に広く浅く押さえていくことが必要なひとたちもいるのかな、私たち中年のおじさんたちとは違う人種がいるのかなとも思えたが、もしこれがコンセプトの一部でこういう風に入っているとすると物足りない。
(TBSラジオ番組審議会事務局)