月曜ゴールデン特別企画　心に響くサスペンス『隣の女』

みどころ

『渡る世間は鬼ばかり』の石井ふく子プロデューサーが
初めて手掛ける2時間サスペンス！

主演は8年ぶりのドラマ出演となる一路真輝
「夫が浮気」という恐怖に翻弄されていく主婦の姿を
高島礼子、船越英一郎、小林稔侍らの共演でスリリングに描く
あっと驚く結末があなたを待っている！
夫婦の心の中にあるミステリー！！

月曜ゴールデン特別企画として推理作家・佐野洋の作品を石井ふく子プロデュースで放送することが決定した。
原作者の佐野洋は数々の作品を発表してきたが、2013年4月に死去。今回、長きにわたり交流があった石井ふく子プロデューサーが、佐野氏をリスペクトする形でプロデュース。自身初の2時間サスペンスドラマを手掛けることとなった。

今作は、原作の持つテイストにオリジナル部分を加えて描かれたヒューマンサスペンス。
「人が殺されるドラマは作らない」を信条とする石井ふく子が、「人が死ぬより怖い」という、まさに「心に響くサスペンス」作品だ。
脚本は水谷豊主演のスペシャルドラマ『居酒屋もへじ』などの脚本ほか、市川染五郎主演の映画「蝉しぐれ」など、映画監督としても知られている黒土三男。
そして演出は『渡る世間は鬼ばかり』など、様々なヒットドラマを手掛け、モンテカルロ・テレビ祭最優秀作品賞受賞作品『塀の中の中学校』ではプロデューサー･演出も務めた清弘誠。

ドラマを知り尽くした熟練スタッフが手掛ける『隣の女』。出演者も2時間ドラマで主役クラスの、特別企画ならではの豪華な顔ぶれが揃った。
主演は8年ぶりのドラマ出演となる一路真輝が主婦・田向ゆき役を演じる。ゆきの夫・健三役には船越英一郎、田向家の隣に引っ越してくる女・立原さち役に高島礼子、そして事件解決の鍵を握る刑事・後藤田祐太郎役を小林稔侍が演じる。

「隣の人はなにする人ぞ」という、現代社会の歪から生まれた心理的サスペンス。
ある意味、誰にでも起こりうる事件を描く、夫婦の心の中にある物語。
全てを失って、初めて夫婦が気づくことになる“一番大切な物”とは何か？
石井ふく子が仕掛ける大人の2時間サスペンスを存分にお楽しみください。

物語

医者の夫・田向健三（船越英一郎）との家庭を持ち、子どもが授からないという悩みはあるが、イラストレーターとしての仕事もして、なに不自由なく暮らしている主婦・田向ゆき（一路真輝）。隣に立原さち（高島礼子）が引っ越して来たことから物語は始まる。
一人暮らしらしいさちに「誰かの愛人かも知れない」と興味を示す健三の言葉に一抹の不安を感じながらも、ちょっとしたきっかけでご近所付き合いが始まり、次第にその距離を縮めていくことになるゆきとさち。
2人はどこにでもいる普通の主婦たちのように、多くの時間を共有し、次第に何でも話せる存在になっていく。
その中で、突然ゆきが、さちから聞かされた“夫（健三）の浮気”話。夫を信じたいと願うゆきの心をもてあそぶように、ひとつひとつ明らかになっていく健三の“嘘”と“現実”が、 “夫婦の大切な思い出”さえ消し去ってしまう。“不安”に襲われるゆきが頼るべき心の支えは、もはやさちしかいない。
しかし、刑事・後藤田祐太郎（小林稔侍）の出現と共に、物語は大きく展開する──。

●主演・一路真輝さん
ドラマ自体が8年ぶりなので緊張しました。共演の皆さんや、ベテランのスタッフ陣
に支えられて、なんとか現場をこなせたという気持ちです。ドラマは身近な話だけ
に、とっても怖いサスペンスになっていますが、見終わった後にホッとさせられる、
心が優しくなれる作品だと思います。

●高島礼子さん
一路さんとは同級生で、5か月違いという驚くほどリアルな設定で、まるで女子会の
ような現場でしたが、彼女の真っ直ぐさというか、演技へのこだわりは、忘れていた
ものを思い出させていただいたようなところもありとても刺激的でした。日常的なお
話だから怖い。不幸な人が、更に不幸なことが起こると今までの不幸はたいしたこと
がなくなってしまう。上には上があると思わせられてしまうドラマです。

●船越英一郎さん
素敵な奥さんがいても、男は何かに刺激を求めたりすることがあって、そんな時にこ
そスッと魔が入り込む。心に隙間をあけたら駄目なんだと感じさせられる怖いお話で
す。きっと多くの男性は、私の演じる田向健三という男に共感が持てるのではと思い
ます。

●小林稔侍さん
人間の心理的な部分が描かれていて迫力があり、女性は怖いなと思いました。私は犯
人を追う刑事の役ですけど、立場が変わればきっと被害者のように騙されてしまうと
思います。そんな身近な事件ですが、だからこそ怖いお話になっていると思います。

●石井ふく子プロデューサー
以前からお付き合いさせていただいていた佐野洋さんに捧げる作品が出来ないか？と、ずっと考えておりました。奥様にそんなお話をさせていただいていて思い出したのが、私の友人のある出来事でした。脚本家の黒土三男さんにそのエピソードを膨らましていただいたのが今作です。
TBSで55年間やって来ましたが、一度もサスペンスドラマを作ったことがありません。
サスペンスドラマというのはなにも、殺人事件だけじゃないと思っています。人と人との問題の方が、私からみたらよっぽどサスペンスです。
ドラマは一人の女性が苛まれる心理サスペンスとなっています。
キャストも、ほとんど4人しか登場しないドラマですが、演出の清弘誠さんが、女性の心情を大きな世界にして作ってくれています。
誰にでもあって不思議のないお話だからこそ怖い。人生には「まさか」の坂がある！
そんなサスペンスを2時間たっぷりとお楽しみ下さい。

出演者

田向ゆき…一路真輝

立原さち…高島礼子

後藤田祐太郎…小林稔侍

田向健三…船越英一郎

スタッフ

原作：佐野洋

脚本：黒土三男

演出：清弘誠

プロデュース：石井ふく子

製作著作：TBS

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