井上社長による定例記者会見概要




2003年2月26日
広報部 本村 隆

2月26日午後3時から役員大会議室において井上社長による定例記者会見が開かれましたので広報いたします。

Q.最近の視聴率について
A.年末年始は31年ぶりにGP帯トップと、明るいニュースでスタートを切れました。1月からは「GOOD LUCK」の成功もあり第3四半期よりは良いので、この勢いを是非4月以降にも続けてほしいと思っています。

Q.NTVに次いで2位が見えてきたのでは?
A.年間通してフジテレビとかなり厳しく争っているが、私個人はNHKに抜かれて3位だと見ている。NHKの伸びをみると、視聴者が求めているものが変わってきているように感じます。

Q.新しいキャッチフレーズについて
A.皆さんに親しまれる明るい局、という観点で選んでもらいました。このキャッチフレーズも使いながら、視聴者の皆さんに一つの窓のように受け入れていただけるような、明るく清潔な局になっていきたいと思っています。

Q.BS−iの増資について
A.おかげさまで基幹株主を中心にご賛同頂き、3月中旬には予定通り払い込みが完了し、400億円になる予定です。今年から地上デジタルも始まりますし、BS・CS・地上デジタルが見られるテレビも出てくるので、ここ1〜2年がしのぎどきと思っています。

Q.WOWOW株取得の狙いについて
A.WOWOWは民間が直接手を出せる唯一の有料チャンネルです。有料のメディアを持っていないと、これからソフトを獲得していく上で難しくなるのではないかと考えていました。WOWOWとは、これからも一緒にソフト開発をしたいと思っています。

Q.集中排除原則の緩和について
A.地上デジタルは民放の経営にとって厳しい問題です。そうした中で総務省がこういう方針を示したことは、経営の選択肢が広がるという点で良いことだと思っています。ただ、地方局は選択肢を考えるより、まず自分の体力をつけていただくようお願いしようと思っています。

Q.塩川副理事が国税から追徴課税を受けたことについて
A.ああいうことで新聞紙面を賑わすというのは、甚だ残念なことで非常に遺憾に思っています。社外の人も入れて、再度改めて公正な形で調査を進めています。伝えられるような事実が判明すれば社内の規則に従って厳正な判断をします。一方で、社内に対しては、役員や全局長を集めて倫理観や会社に対する忠実義務をさらに徹底するよう命じました。