2002年11月井上社長定例記者会見概要




2002年11月27日
広報部  本村 隆

Q.電波利用料値上げ案が総務省から出たが?
A.国策に沿って地上デジタルを推進していこうというのが基本方針です。しかし、確かに負担が少なかったというのは事実です。ですから、民法連会長の意見に従って粛々と進めていきたいと考えています。

Q.年末年始編成については?
A.去年12月30日から1月5日までトップになったということで意気が上がりました。今年も何とか頑張って欲しい。GP2冠といわず、私としては3冠を目指したいと思っています。

Q.視聴率動向については?
A.おかげ様で10月以降はGP帯2位となっています。全体的に各社がドラマで苦戦をしている中、わが社は頑張っていると思っています。年末年始の特別編成で2位の地位をしっかりしたものにしたいと思っています。

Q.ラジオの聴取率結果が出たが?
A.おかげ様で去年8月以来8期連続トップを獲ることが出来ました。

Q.各社の中間決算が出揃い、減収幅はTBSが一番軽微であったが?
A.営業もよく頑張りました。経常利益の業績予想について上期はとりあえずクリアできたというのは、コストの面も含めて各セクションが工夫してくれたのだろうと思っています。営業面ではタイムに強かったTBSの伝統が生きたのかなと思っています。

Q.赤坂2期開発がまとまったようだが?
A.私たちとしては、折角先輩が残してくれた資産を有効に利用したいと思っています。需要の低迷はないのかという点については、三井不動産さんと安定した収入を得られるような方法を相談中です。

Q.総事業費はどのくらいか?
A.700億円ちょっと超えるぐらいかなと思っています。

Q.地上波メディアの集中排除原則の緩和についてどのように考えているか?
A.選択肢の広がりという意味では歓迎すべきことだと思っています。ただ、集中排除の緩和にあたって、ブロック化を進めたらどうかという考えがあるやに聞いています。個人的な見解ですが、ローカル事業者が自主的に経営努力することが大事だと思います。ブロック化を言うのは簡単ですが実は難しい。ブロック化が制度上可能になったとしても、実際の経済効率上うまくいくというのは別だと思います。だから集中排除の緩和そのものがローカル局の経営改善の切り札になるとは必ずしも思っていません。

以上