「カーウイングス」を活用したオンデマンドラジオ共同実験の開始




2002年5月16日
株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズ
日産自動車株式会社


 株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズ(以下TBSラジオ 本社:東京都港区、社長:清水 洋二)と日産自動車株式会社(以下日産自動車 本社:東京都中央区、社長:カルロス ゴーン)は、日産自動車が今年開始した国内初の総合テレマティクスサービス「カーウイングス」を活用し、オンデマンドラジオ実現に向けた共同実験を開始します。

 自動車の車内はラジオの聴取に適した環境にありますが、ラジオという放送の特性を考えると、乗車中には、知りたい情報をメモ出来なかったり、聞きたい番組が聞けなかったりと、ともするとドライバーや同乗者に不親切な状況が起きてしまいます。
 こうした状況の解決策として、「カーウイングス」の情報取得機能「オートDJ」の活用及びTBSラジオが持つ豊富な放送用情報をもとに、普段放送では使われなかったような情報のニーズの掘り起こしや地方情報の提供など、共同実験を通して自動車用サービスに適したコンテンツやビジネスモデルの検討を進めて行きます。

 当面は、TBSラジオがBS-iの461chで提供しているニュース(データ部分を含む)とホームページや携帯電話サービスなどで展開しているプロ野球速報を「カーウイングス」に提供し、お客様のリクエストに応じて「オートDJ」で内容を読み上げるサービスを提供します。今後は、各種放送と「カーウイングス」の連動などにも実験範囲を広げていく予定です。

 この共同実験サービスは、今月下旬の新型エルグランド発売と同時に開始する予定で、「カーウイングス」に入会した全てのお客様が受信可能です。

 両社では、今後この共同実験を通して車の中におけるラジオの位置付けを向上させると共に、テレマティクスという新たなメディアの可能性を検証する方針です。


<本件に関するお問合せ先>
株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズ
メディア事業局 メディア事業部
TEL:03-5571-2637
FAX:03-5571-2975
日産自動車株式会社
グローバル広報・IR部
TEL:03-5565-2141
FAX:03-5565-2669


*オンデマンドラジオ
情報センター(ポータルサイト)にアクセスすることで、お客様が必要な時に必要な番組を聴取できるような新しいマルチメディアサービス。

*「カーウイングス」
日産自動車が今年発売の新型マーチより開始した国内初の総合テレマティクスサービス。
車に携帯電話を接続することで、様々な情報の取得や、メール、ハンドフリーフォン、道案内機能などが可能になります。新世代車載システムにより、運転のしやすさをサポートし、友知人や各種情報とつながる楽しさ、及び、簡単な道案内機能や緊急時のオペレーター対応により、安心・便利な新しいカーライフスタイルを提案します。
<主な機能(新型マーチに搭載)>
(1)車内でドライブ情報を、ラジオ等と同様に番組選局形式により、24時間いつでもリアルタイムで入手できる情報取得機能「オートDJ」。交通情報、天気予報、スポーツ結果や最新ニュース、週末レジャーの状況など、現在40以上の番組を用意。今後さらに内容の拡充を図っていく予定。
(2)車両の現在地を友人や家族の携帯電話・パソコンに知らせる「コミュニケーション機能」
(3)携帯電話を車載機に接続して通話ができる「ハンドフリーフォン機能」
(4)GPSにより周辺の地図をいつでも表示でき現在地を確認できる「道案内機能」
(5)故障などの車のトラブルが発生した際に専門のオペレーターが24時間体制で直接対応するロードサービスや、情報検索などをオペレーターが代行するコンパスリンクライトなどの「お助け機能」
(6)燃費情報などを表示する「車両情報表示機能」

CARWINGS紹介サイト:www.nissan-carwings.com


* BS−i、BS−i461ch
 BS−iはTBSが中心となって設立したBSデジタルの放送会社。現在のチャンネル数は、デジタルハイビジョンテレビ=1チャンネル、独立データ放送=1チャンネル、簡易データ付き音声放送=2チャンネル(461ch・462ch)となっています。
 BS−i461chでは、BSデジタルで、週に30時間、ニュース情報を音声とデータ(静止画像)で放送しています。(参考;462chではBS-academiaとして学生の手による学生のための放送を行っています。)