砂原社長が社員集会で横浜ベイスターズについて説明




2002年1月28日
TBS総務局広報部

1月28日午後、TBS放送センターで開かれた社員集会での砂原幸雄社長の挨拶の概略をお伝えします。

最終的にTBSが横浜ベイスターズの株式を取得することになりましたが、年末にマルハ株式会社から要請があってから短い期間で結論をまとめたのは、新シーズンに向けてチームが動き始めるまでに時間がないことや、ファン、選手たちや地元が心配していることなどを考慮して、早い決断が大切と考えたからです。

決断した理由は、TBSのサービスエリアである関東地方にフランチャイズがある球団で、大洋ホエールズ時代から放送を通じた長いお付き合いがあり、TBSは横浜ベイスターズの株を保有するなど幅広い協力関係を築いてきた実績があること。地域に密着した経営を展開し、球団の経営も黒字で、安定した経営を続けていること、将来性十分の魅力ある球団であるとの確信が得られたからです。株式の購入は今の資金で十分対応が可能と考えています。球団の方は立派な運営を続けておられる大堀社長に引き続き舵取りをお願いしたいと思っております。TBSからの人的な移動は必要最小限にするつもりです。

 我々TBSにとって最も大事にことは、ベイスターズをどのように盛り立て発展させ、多メディア時代の優良ソフトとして活かしていくかということです。

具体的にはまず社内の核となるチームとして、球団とTBSの窓口となる「横浜ベイスターズ応援室」2月1日付で設けますが、メディアが持っているノウハウを活かしてファンに親しまれ、たとえ負けても爽やかな印象を残せるチームになるように支援していきたいと思っています。これからはメディア自身が人に親しまれ、支持されなければならないし、我々放送に携わる企業の性格を十分自覚して支援していきたいと思います。

しかしメディアが球団を持っていてもTBSだけで全てが出来るとは思っておりません。他メディアが取材して発信し、ベイスターズのイメージを高めてもらえるようにしなければなりません。放送権の問題についても独占する気持はなく、協力関係を大事にしていきたいと思っています。地元で活躍している神奈川新聞やテレビ神奈川との関係も大事にしていきたいと考えています。ベイスターズをいい球団にする大きな責任を我々は持っています。みなさんに協力をお願いします。

                    (以上)

問合せ先
TBS広報部 齋藤
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