ラジオ免許承継披露パーティーを開催




2001年11月7日
TBS総務局広報部

 11月7日、東京都内のホテルで、TBSラジオ&コミュニケーションズ(TBSR&C)へのラジオ放送免許承継を披露するパーティーが開催され、綿貫民輔衆院議長、片山虎之助総務大臣を始め約1,300人の方が出席されました。

 まず砂原幸雄TBS社長が「TBSは創立50周年を迎えたわけですが、50年前アメリカの放送を見よう見真似でラジオをスタートさせた先輩たちの努力とエネルギーは今も受け継がれております。この間、経営規模でこそラジオとテレビの間に差がつきましたが、多メディア・多チャンネルの今、そのメディア特性は、些かも遅れをとるものではありません。モータリゼーションや市場の違いはあるでしょうが、アメリカのラジオは、利益の面で、今もテレビを上回るといいます。今こそ、音声放送としての特性をはっきりと認識すべきであり、その機能の発揮は、大船の中では活かし切れないとの観点から、法整備等諸環境が整う中、TBS R&Cへの免許承継・完全分社化に踏み切りました。幸い、分社後、このラジオ事業については世代も若返り元気も出て参りました。この分社化は、決して事業の切り離しを意味するものではなく、TBSグループにおけるメディアの柱であることを鮮明にしたものです。引き続き各方面からのご支援をいただきたいと思います。」と挨拶しました。
 続いてTBS R&Cの清水洋二社長が「私たちは、これからの時代を見据えたTBSラジオ独自の『ブランドイメージ』の構築とそれに相応しい番組開発を目指して参ります。TBS本社から独立したことで、これまでとは次元が違う厳しい自立性が求められますが、今回の免許承継をTBSラジオの第2の開局と捉え、課せられた放送責任を全うし、自立した企業となるよう努力したい。」と抱負を語りました。
 また、片山総務大臣は、「TBS R&Cの中波免許の承継は、デジタル時代の分社の第一号です。また、TBSのラジオは、いち早く放送を開始しリスナーの信頼を得てこられた放送局でもあります。こうしたトップランナーには、いろいろ頑張ってもらわなければなりません。『何々しながら聞く』ということができるのはラジオ。
ラジオにできることはいっぱいあります。今後とも日本の放送をリードしていただきたい」と激励し、氏家齊一郎民放連会長も、「日本の放送業界における経営のあり方については、我々も含め模索を続けているところだが、その中でTBSがまず分社に踏み切られ責任の明確化と自立の方針を打ち出されたことには敬意を表するものです。」と祝辞を述べました。 (以上)

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