TBS砂原社長定例記者会見の概要




2001年10月31日
TBS総務局広報部

10月31日に放送担当記者と砂原幸雄社長の定例記者会見が行なわれました。
その概要をお伝えします。

Q.巨人戦のNHK中継について
A.そのような話は漏れ聞いておりましたが、渡辺オーナーの試合終了まで放送して欲しいという強い希望の表れだと思います。ただ、現在のTBSの編成・営業の方法では、常に試合最後まで放送するのは難しいと思います。

Q.インターネット展開等NHKの事業拡大問題
A.NHKの事業肥大化についてはどういう場がその議論に相応しいのかということもありますが、まずは、どう真剣に議論されるのかにかかっています。インターネット事業は、地上波報道の補完としてNHKにおいても必要という趣旨は理解できますが、その位置付けを超え新たな形でただ膨張していくというのは受け容れられません。グループ全体で1兆円近いという事業規模に達しているNHKの今の姿をきちっと踏まえた上での議論が必要です。
勿論、日本の放送がNHKと民放とがあいまって発展してきたということに異論はありませんが、それぞれの立場を踏まえた検討が求められます。

Q.中間決算の見通しと下期の見通しについて
A.集計中ですが、上期はすでに発表している業績予想を概ね達成できそうです。ただ経常利益は多少変更があるかもしれません。下期は、10月はまあまあの数字でしたが、不透明な状況で、世界的不況やテロ事件の影響など消費生活への影響は大きく、発表した業績予想に向け努力していきます。

Q.テロ事件での取材について
A.現在はワシントン、ニューヨークはほぼ通常の態勢で、中継ポイントとして他にアフガン、パキスタンがあり、4拠点で37人です。取材は社員や、専属のスタッフであたっていますが、何人かのフリージャーナリストの方には、その方の本来の仕事の他に、協力してもらうことがあればお願いすることにしていると、聞いております。

Q.地上デジタル放送の「タワー」問題について
A.(飴井保雄常務)先週東京タワーのアンテナ工事にあたっての安全祈願祭を各社合同で執り行い、2003年に向け、東京タワーでスタートすると理解しています。地上デジタルは移動体や携帯でも受信できるのが特長ですが、260メートル付近でのアンテナになり、(携帯でも室内で受信するか、外で受信するのかなど)どのような条件を標準設定とするのか技術サイドで検討しています。


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