社員集会でTBS砂原社長挨拶




2001年6月28日
TBS総務局広報部

 6月28日開催された第74期定時株主総会終了後、TBS放送センターで社員集会が開かれ、砂原社長が取締役、監査役、上席執行役員、執行役員を紹介しました。砂原幸雄社長の挨拶の概略をお伝えします。

 我々は今、上昇気流にあります。4月以降、日本テレビ、フジテレビ、との3局で視聴率のダンゴレースを続けており、この勢いを伸ばして更に上をめざしたいと思います。きょうから新体制がスタートしました。新体制の課題は構造改革を推し進めて、社の体質を筋肉質にして、大きな変革期を勇気をもって乗り切ることだと思います。
 最初の分社から1年が経ちました。人間によって作り出される「番組」という商品を売っている我々の会社が、一般の生産会社のように「分社」してどのような効果を生み出せるのかという、前例が無いスタートでしたが、各分社とも予期した以上の成果をあげてくれました。しかし、構造改革は、まだ道半ばだと思います。意識や組織を改革し、更に構造改革を進めていきます。
 新たな改革として、執行役員制度を導入しました。業務執行のリーダーの役割を担ってもらい、出来る限り権限と責任を持ってもらいます。
 もう一つの改革として、従来の仕事のやり方に欠陥がないか見直します。時間だけで測られるようなこれまでの仕事のやり方ではなくて、量と質を共に測り、仕事の成果に見合った評価や待遇を進めたいと考えます。そうすることで、一人一人の能力を活かし、仕事へのモチベーションを高めたいと思います。具体的には、裁量労働制の導入も含めて検討するように担当部署に指示しています。皆さんも自分の仕事の在り方について、様々な角度から真剣に考え、遠慮なく提案してください。
 経営体制を変えることで「風通し」が悪くなると危惧する人がいるかもしれません。しかし、座ってじっとしているだけでは「風通し」が良くなるはずがありません。自らテーマと課題と目的を持って行動した時に始めて「風通し」が良くなるのです。「風通し」を良くしていくのは、皆さん一人一人のアクションとフットワークです。
TBSは、いい方向に動き出していると思いますが、更により良いTBSをめざして皆さんと一緒に頑張りたいと思います。




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