2001年3月期決算説明会を開催




2001年5月31日
TBS総務局広報部

5月31日午後、TBS放送センターにて、機関投資家・アナリスト向けの 2001年3月期の決算説明会を開催しました。まず池田洋常務が決算の特徴として以下の3点を説明しました。

1.売上高、経常利益、純利益とも過去最高を記録
2.分社体制スタートの年
3.金融収支がプラスに改善

 また砂原幸雄社長はTBSの現状と展望について説明しました。
                                        (以下要約)

TBSの最大の戦略課題は「地上波6チャンナルの視聴率アップ」と「新規デジタル・ビジネスの開拓」です。
昨年度の視聴率は全日が8%台に回復し、ゴールデン帯とプライム帯は14%台と、上位2社との差は詰まってきました。新年度に入って日本テレビ、フジテレビとはゴールデン、プライム帯では団子レースで、 飛躍のチャンスです。課題の「朝と昼」の強化も、視聴率は上向きつつあり、確実に進展していると思います。分社経営に去年から踏み切りましたが、ラジオは今年に入って2回行なわれた聴取率調査でいずれも1位、テレビも視聴率が向上し、分社経営は各部門の目標管理の上で確かに効果があると手ごたえを感じています。また執行役員制を導入する予定ですが、より機動的な経営を目指すものです。
新規デジタル・ビジネスの開拓では、ネット上の「i-shop」、iモード上でのコンテンツ配信、デジタルコンテンツを開発する「i-camp」などが動き出し、デジタル・コンテンツダウンロード会社「ムーハ」については、今年4月にフジテレビなどと共同で企画会社を設立しました。「ムーハ」は、これまでに無い放送連動型のダウンロード-サービスを展開していくことになります。
現在最も大きな課題になっているのは2003年からの地上波のデジタル化です。高画質に加え、移動体や携帯向けのサービスなどを模索し、アナログでは対応できなかったアウトドア視聴者を開拓するなど「いつでもどこでも楽しめる地上波チャンネル」を目指しています。
質疑応答の中で、赤坂の社有地再開発は、計画のコンセプトを取りまとめ中で、開示出来る段階になればお話したい、と説明しました。(以上)


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