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現場レポート

みなさんどうも。
本日のチーム「ぴんとこな」は、恭之助の○○シーンを撮影しています。
恭之助はもちろん、一弥とあやめも登場し…ニヤニヤキラキラシーンに仕上がっていますので、楽しみにしていてくださいね(笑)

さて。早速ですが、前回のレポートの続きを紹介します。
帯の巻き方、扇子に関して指導を受けた玉森くん。
典幸先生から「基本が出来れば、それを崩していくのは楽なのでがんばりましょう」と言葉をかけられ、「がんばります」と真剣なまなざしで稽古を続け、続いては座り方の練習へ。

典幸先生今、正座していますよね。女形の場合はひざをくっつけるか、少し離れているくらい
玉森くんはい」(と、やってみる)
典幸先生それが男の役をやるときは、ひざの間を“ひとこぶし”か“ふたこぶし”くらい開けます。歌舞伎は“型”の文化なのですが、強い役になればなるほど、ひざの間が開いていることになります。この幅を見れば、どのような役柄なのかがわかるんです
玉森くんなるほど…」(と、やってみる)
写真で紹介できないのが残念ですが、確かにひざの感覚だけで、見た目の雰囲気がまったく違うんです。玉森くんは“うんうん”と頷きながら足の幅を確認。
典幸先生手の位置も同じで、手を足の付け根に近づければ近づくほど、“地位”が高くなったり、優しい感じになったりします。手がひざに近くなるほど、地位が低くかったり、年を取っていたりします。腕の上げ方も同様で、それくらい微妙な事であらわしているんですよ
玉森くんへえーーーー。なるほど……」(と、やってみる)
典幸先生そうそう、そんな感じです。色々な約束事がありますから、大変だと思いますが…
玉森くんはい…がんばります
と、典幸先生の見本に合わせて練習していた玉森くん。これが見た目以上に大変そうで…。
典幸先生そろそろ、足くずしたほうがいいんじゃない?
玉森くん僕、大丈夫です
典幸先生すごい!
長時間正座をしっぱなしだったにもかかわらず、平気な顔でお稽古を続ける玉森くん。Webスタッフなら5分も正座をすればしびれて立ち上がることができません(汗)。玉森くん、さすがです!
そうして座り方を一通り学ぶと、扇子を腰に差す動きも練習。これが、ただサクっと帯に差し込むのではなく…扇子を壊さないようにするための手順があるとのこと。
典幸先生お扇子を持ってますね、それを自分のおなかの前に持ってきて90度反します。そして、左手の親指で帯を広げ、扇子が入る隙間を作り、そこにグっと差し込みます。木の部分(中骨)まで。そして、扇子を90度回してから差し込む。帯に一気に差し込むと壊れやすいんです
玉森くん難しい…」とポツリ。
みなさんに言葉で説明しても想像しづらいと思いますが、扇子の扱いひとつひとつに基本があり、少しずつですがなじませていく玉森くん。ドラマの中で、恭之助が扇子を腰に差す動きがあった際にはぜひじっくりご覧になってくださいね。

では、今日はこの辺で。
次回は、いよいよお稽古場の舞台上へ…。

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