木曜よる9時
本日のチーム『ぴんとこな』は某ハウススタジオにて室内ロケ。
予定よりも順調に撮影を進めていたのですが…突然の大雨!(ビックリ!)
晴天の設定なので、窓外から雨粒が見えたらダメ…ということで、早めに昼食休憩を取り、雨が止むのを待って撮影再開しました。梅雨時期は、ロケの日程を組むのが大変ですが、スケジュールの森嶋さんがバシっと日程を調整してくださっていますので、とりあえず順調にすすんでいます!初回放送まであと23日。まだ少し先ですが、楽しみにしていてくださいね。
さて、前置きが長くなりましたが…本日より徐々に役柄と撮影の様子を合わせてお伝えしてゆきます。
まずは玉森裕太くん演じる河村恭之助(かわむら きょうのすけ)、本名は河村猛(かわむら たける)。歌舞伎の名門・木嶋屋の御曹司で、幼い頃から稽古を重ね、舞台経験を積み、集客力も人気も当代抜群だが、最近は歌舞伎に対する思いが冷めてしまい、稽古をさぼったり、舞台の手を抜いてしまったりすることもある…という反抗期!?の高校3年生です。“歌舞伎に対する思いが冷めている”ということにも、理由があるのですが、それは徐々に紹介していきますので、頭の片隅においていてください。また、芸名である“恭之助”と本名の“猛”、2つの名前があるのですが、物語では “恭之助” という名前がメインで登場しますので、今後は “恭之助” で統一させていただきますね。
さてさて!先ほどの恭之助の紹介でも多々登場しましたが…『ぴんとこな』 といえば、 “歌舞伎” 。前回のレポートで、クランクインの様子をお届けしましたが…実は、玉森裕太くん、中山優馬くん、松村北斗くんは3月から歌舞伎の稽古に入り、クランクインを迎えました。
3月中旬、お稽古初日。かなり緊張した様子で稽古場にやってきた玉森くん。(この日のお稽古は玉森くんひとりです)。お稽古直前に意気込みを聞いてみると…「これからお稽古に入るんですけど、歌舞伎は400年続く伝統的なものなので、その名を汚さないように頑張らなければならないですね。ビシっとキチンとやりたいので。正直、めっちゃ緊張していますし、めっちゃ怖いです。しっかりお稽古して、歌舞伎をちょっとでも自分のものに出来きるようにがんばります」と不安そうな様子。(かたい表情から緊張がこちらにも伝わってきました…汗。)そうそう、稽古の様子をお届けする前に紹介しなければなりませんね。今回、『ぴんとこな』の所作指導として花柳寿楽さんと花柳典幸さんにご協力いただきます。この日は花柳典幸さんにご指導いただいたのですが…稽古場に到着するやいなや、すぐさま稽古着に着替えることになった玉森くん。
玉森くん 「あの、帯の巻き方が分からないんですけど…」
伊藤プロデューサー 「なんとなくでいいので」
玉森くん 「は、はい。大丈夫かなあ。着替えるか…じゃあ…」
と、めちゃくちゃ顔がひきつっている(汗)!
その後、花柳典幸さんに帯の結び方を丁寧に指導していただき…無事着付けに成功!
玉森くん 「難しいですね…」
典幸先生 「何度も練習するしかないので、なれて感覚を覚えていただくと楽だと思います」
玉森くん 「はい」
と、まだまだ不安そうな玉森くんは、お稽古場へ…。
まずは、多くの演目で使用する扇子のことからスタート!
典幸先生から、男性用と女性用の大きさの違い、扇子の各部位の名称、持ち方、開き方などを教わり、実際に扇子を持って練習しながら、ひとつひとつ覚えていく玉森くん。
最初は扇子を開くことも難しく…。
玉森くん 「あれ?開かない…」
典幸先生 「扇子の軸の部分を要(かなめ)というのですが、その要の部分を小指か薬指で押さえておいてあげる。そして、親指と人差し指をパチンとはじくようにすると…」
玉森くん 「あ、開いた…」
典幸先生「そうそう。その感じ」
玉森くん 「すこし、感覚をつかめました」
などと、丁寧に丁寧に練習を重ねていました。
扇子の扱いひとつで素人と玄人の違いが出てしまいますからね…。
何事も基本が大事です(基本が一番難しかったりもしますが…)。
扇子に慣れてきたとことで、続いては座り方の練習へ…。
と、突然ですがレポートが長くなってしまいそうなので、今日はこの辺で。
続きは次回のレポートで紹介しますね。