ビフォーアフターの数字を徹底比較することで
変わりゆく世界のいまが見えてきます。
「72時間が11分23秒に」
「1200機が700万機に」
実はこれらはいずれも戦争に関係する数字です。
8月15日「終戦の日」に放送する番組のテーマは「AIと戦争」。
ことし2月に始まった米国とイスラエルによるイラン攻撃は「史上初の本格的AI戦争」ともいわれ、標的選定から攻撃完了までにかかった時間はわずか「11分23秒」でした。AIにより攻撃実施までの時間が従来から劇的に短縮され、圧倒的な“スピード”を戦争にもたらしました。
ロシアによる侵攻開始から4年半を迎えるウクライナではドローンが戦場の“主役”に。開発ラッシュで国内の年間生産数は700万機まで一気に拡大。AI搭載ドローンも実戦に投入されはじめています。
AIの軍事利用の波は日本にも押し寄せています。年内の改定に向け議論がすすむ安保関連3文書には、“新しい戦い方”としてAIやドローンの活用が盛り込まれる方針だと伝えられています。
番組MCを務める俳優の満島真之介さんが自衛隊の「サイバー防衛隊」を独自取材。「13秒に1回、攻撃を受ける」という、いわば“常に有事”ともいえるサイバー空間がAIによってどう変わっているのかその実態について聞きます。
番組では、「徹底した数字比較」によってAIの実力のみならず、そのリスクも明らかにしていきます。
■「560万円が48万円に」
ウクライナで実戦投入 “日本の防空ドローン”の実力は!?
ロシアによる空からの長距離攻撃のうちドローンが占める割合は4割から9割に急増しているというウクライナの最前線を特派員が緊急取材。時速300キロで攻撃ドローンを迎撃する日本の防空ドローンの実力を体感します。日本円でわずか「48万円」という超低価格ドローンを生み出す現場にカメラが入り、拡大するドローン生産を目の当たりにします。
■「342億円が2306億円に」
満島さんが独自取材 “国防の最前線”で見えてきたものとは!?
満島さんが案内されたのは防衛省の迷路のような地下通路の先にある自衛隊サイバー防衛隊のネットワーク監視室。部外者は完全シャットアウトという極秘の内部映像を番組が独自に入手しました。サイバー攻撃は防衛省や自衛隊関連だけでも年間100万件にのぼり、サイバー関連予算は「2306億円」まで拡大。まさに“国防の最前線”である彼らの取り組みを聞きました。
■「21.5%が6.8%に」
「いまも現実受け止められない」イラン“誤爆”遺族の思い
150人以上の児童らが犠牲になったイラン南部の小学校への攻撃。AIが古いデータをもとに標的に選んでしまったのではないかとの疑惑が持たれています。最新AIの誤回答率は「6.8%」まで低下。それでも戦争ではその数%が悲劇につながります。イランでの取材を続ける特派員が7歳の息子を奪われた遺族に単独インタビュー。戦争のカタチが変わるなか、いつの時代も変わらぬ当事者の“痛み”を聞きました。