たどころ ゆうすけ
田所雄介(57)
香川照之
地震学者。
日本地球物理学界の異端児。かつては教授だったが、地球温暖化に関心を抱いて以来、論文を発表せず研究にのめり込み、研究費欲しさから経費を流用して大学を追われる。しばらく海外にいたが、東日本大震災を契機に日本へ戻り、地震の研究を再開。震災後の大気汚染や海洋汚染の惨状を見たことで、人間による環境破壊への危惧を強め、憑かれたように研究に没頭する。その中で、温暖化による海面上昇や大型台風の頻発、そして「COMS<コムス>」が伊豆関東沖の海底プレートに歪みを生み、関東沈没の可能性が生じていることに気付く。
関東沈没後、とてつもない第二波が襲うと予測するも、Dプランズとの癒着を疑われ逮捕される。しかし、天海らの尽力により容疑は晴れる。不在中にスロースリップの検証を引き継いでいた世良と共にデータの検証を続ける。