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パナソニック ドラマシアター『東野圭吾ミステリー 浪花少年探偵団』(東野圭吾 原作)毎週月曜よる8時〜放送

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vol.9『原田昌夫役/温水洋一さん』



Q. 串カツ屋の店主・昌夫を演じて…
昌夫は典型的な大阪のおっちゃんですね。派手な夫婦喧嘩が日常で、店では安い単価で串カツを提供している。演じていて楽しいですよ。実は撮影中、舞台の仕事で大阪に行く機会が何度かあったので、串カツ屋さんにもよく行きました。店の雰囲気や揚げる様子を見るためでしたが、ドラマの中では自分で食べるシーンがないから、つい食べたくもなるんですよね。でも撮影が後半に入った頃からは、待ち時間にちょこちょこつまみ食いしてましたけど(笑)。
ドラマは殺人事件とかいろいろな起こりますが、「串カツまーちゃん」は事件現場とは対照的に、みんなで和めるオアシスのような場になればという思いでした。後半は小日向さん演じる教頭先生を始めいろいろな方が店に来てくれるので、さらに賑やかになります。ドラマを見て「大阪っていいな」とか「串カツが食べたいな」と思ってもらえたらうれしいです。
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Q. 斉藤由貴さんと夫婦役
喧嘩のシーンが多いので、やっぱりテンポの良さは大事だと思いました。ただ関西弁なので、最初はアドリブが効かなくて、奥さんに言い返すにも「アホか、おまえは」くらいしか言葉が出てこないのが少しもどかしかったです。それと夫婦で店を切り盛りしてる雰囲気が自然に出るように、台本のト書きに書かれていない部分も「ここは僕が串カツを揚げてます」とか「テーブルふいてます」といった感じで、斉藤さんと相談したり心がけたりしていました。
実は、僕が20歳くらいの時に斉藤さんが芸能界デビューしたんです。「卒業」という曲がすぐに流行って、僕の本当の奥さんもいまだにカラオケに行くと「卒業」や「初戀(はつこい)」を歌うんですよ。もちろん僕も歌えます!憧れだった人と夫婦の役だなんて不思議な縁ですね。
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Q. 家庭での温水さんはどんな?
役の昌夫と違って、僕は尻に敷かれる方でも敷く方でもないかな。子どもがいないということもあるかもしれませんが、奥さんとは友達みたいな感じで仲はいいです。僕が舞台の仕事が終わると、一緒に温泉や旅行に行くのが恒例。国内での短い旅行ですがリフレッシュしています。外で二人で食事をするのも好きですね。お互い仕事が違うので、ふだん一緒に食べられるのは朝くらい。だから、夜時間が合えば食べに行きます。もちろん家で食べるのも好きですが、家とはまた違ってじっくり会話できるのが楽しいんですよね。
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Q. 撮影現場の様子や共演者のこと
多部さんとご一緒するのは今回が2回目。前回も感じたことですが、本当に違和感なく役になりきれる女優さんですね。ご自身と違うキャラクターも、いつの間にかそのものという感じでその場にいらっしゃる。この現場では、いつもまさにしのぶ先生でした。ご本人も素敵な方ですが、そういうところがすごいと思います。
息子役のまえだまえだの二人は、本当にやんちゃ。大阪の男の子ってきっとあんな感じなんでしょうね。アドリブで頭をポンとはたくと「痛いな、父ちゃん」とすぐに返してくるし、リアクションが気持ちいい。僕も斉藤さんも、二人にはよく関西弁を習っていました。小池徹平くんも教えてくれたし、最初は気づかなかったんだけどスタッフも関西出身という人が意外に多くて。現場では関西弁を教わったり教えたりが、一つのいいコミュニケーションになっていたんじゃないかな。
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Q. 温水さんの小学生時代と、先生の思い出
僕はどちらかというと引っ込み思案でした。でも、小学校高学年になって、劇の発表会なんかがあると少し張り切る子で、刑事役もやりました。お芝居で人をだますのが好きだったんでしょうね。時にはお腹が痛いマネをして楽しんでました(笑)。
先生の思い出は、僕の頃は「先生=怖い」というイメージが強かったです。ゲンコツも珍しくありませんでしたから。でも、大学を卒業したばかりの女の先生は優しくて、クラスのみんなで先生の家に遊びに行ったことを覚えています。先生が作ってくれた焼きそばを食べたり、ゲームをしたり。部屋には漫画もあったので、より親近感を持ちました。
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