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2009年5月23日(土)よる7時56分スタート(初回100分SP)

インタビュー

Vol.07 山崎樹範 (大内浩一 役)

最初に出演のお話を聞いたときのことを教えてください。

TBS の連続ドラマに出るのが久しぶりなので、すごく嬉しかったですね。TBS の連続ドラマと言えば 『 ママの遺伝子 (2002)』 以来、7年ぶりですから…。
僕、TBS から仕事のオファーがしばらくなかったんですよ。だからずっと 「 俺、なんかやったんだろうな。ミスしちゃったんだろうな… 」 とヘコんでいて、なんの根拠もなく 「 TBS の人に嫌われてる!」 と思い込んでましたから、正直ホッとしました (笑)。

木村さんとは初共演でしたよね。

初めてお会いしたのは 「 顔合わせ 」 だったのですが、超〜〜緊張しました (笑)。木村さんといえば、「 日本に知らない人はいないだろう 」 というぐらいの “お宝さん” じゃないですか。『 GOOD LUCK !! (2003)』 とか 『 ラブ・ジェネレーション (1997 CX系)』 とか 『 華麗なる一族 (2007)』 とか…。僕もこれまで木村さんのドラマはたいてい拝見してきましたからねぇ。そんな方と共演させていただけることになって、「 ついにきたか〜 !! 」 と思いましたね (笑)。

ドラマの舞台となっている 『 科警研 』 は、ご存知でしたか?

僕、『 科捜研 』 で働く人は、「 2時間ドラマ 」 などで何度か演じさせていただいたことがあるのですが、『 科警研 』 の存在は知らなかったですね。どんなところかを知って 「 今度は全国規模になったな 」 と、思いました (笑)。

『 科警研 』 で働く人を演じるにあたり、気をつけていらっしゃる点はありますか?

エリートだからって 「 そこで働く人がみんな変わり者か 」 というと、別にそういうことではないと思うんです。特に今回は、非常にバラエティーに富んだメンバーが集まっていますし、「 頭がいいです 」 とかそういった設定よりも 「 このメンバーの中で自分がどう存在するか 」 ということのほうが大事だと思いましたね。「 周りの人たちとのコントラスト 」 を意識して演じているつもりです。

今回は初共演の方ばかりとのことですが、チームワークはいかがですか?

ドラマで共演して 「 久しぶり 」 という人、誰もいないんですよね。過去に共演したことがあると言ったら、設楽さんとバラエティーで… ぐらいじゃないでしょうか。(平泉) 成さんや大地 (真央) さんなど大人の方々もいらっしゃるので緊張感もありますが、楽屋が一緒の4人 (山崎さんのほか、設楽さん、林さん、井坂さん) は世代も似たり寄ったりなので、話していてもラクですね。楽屋では、科警研の 「 お子さんチーム 」 みたいな感じではしゃいでます (笑)。
歌手の方だったり芸人さんだったり… 自分とはジャンルの違う方もいっぱいいらっしゃるので、まぁ刺激的ですよね。単純にセリフの言い方ひとつをとっても、「 へぇー、なるほど。こういうアプローチの仕方ってあるのかぁ 」 と思わされるようなことが多くて…。このドラマの出演者は、みなさん頭の回転が速い方ばかりなので、他愛ない会話をしているだけでも本当に脳を使うんですよ。

同じ研究を担当しているトータス松本さんについて、お聞かせ願えますか?

僕、もともとウルフルズの曲が好きで、カラオケで 『 サムライソウル 』 とかよく歌っていたんですね。だから、こんなに近くで共演させていただけるなんて最初は普通に緊張しました。
トータスさんは歌手で、役者とは違うリズムを持っている人だから、一緒にお芝居をしていてもすごく楽しいですね。トータスさんは 「 いやー、山崎くん。芝居は難しいわぁ。こんなセリフ言われへんわぁ〜 」 とか 「 このセリフ、どうやって言ったらええのぉ? 」 なんて悩んでいらっしゃる様子なんですけれど、僕から見たらあの独特の存在感や言い回しは、むしろ羨ましいぐらいですよ。人間的にもあったかくて、スゲェ素敵な方ですね。
一緒にいる時間も長いので、ごはんを食べながらプライベートのこと、お芝居のこと… いろいろお話させていただいています。

そういう山崎さんも、独特の存在感をお持ちではないですか。

存在感なんて、まったくないですよ。ないからこそ、九十九に対して皮肉を言ったりジャブをいっぱい打っているわけじゃないですか (笑)。本当にねぇ、あの方たちと同じ場所で同じ存在感や空気を出すためには… まぁ、気を張っていないとダメですね。だから、現場に入ると毎回本当にグッタリ。その疲れ具合が思っていた以上なので、シビれるなぁ〜と…。
こんな作品があるのかというくらい、エネルギーを消耗する現場です (笑)。

ドラマの共演者で、「 興味のある 」 方はいらっしゃいますか?

はい。興味があるのはもう、綾瀬はるかちゃんと木下優樹菜ちゃんです (即答)!そりゃぁもうカワイイんで、すっげぇ興味がありますね (笑)。最近では、綾瀬さんを 「 はるかちゃん 」 って呼びだした自分にちょっとソワソワしていますから…。でも、「 超可愛いなぁ 」 って思っていることを、本人の前で出すのもアレじゃないですか。そりゃぁ会うたびに、「 綾瀬はるかだぁー!かわいいなぁー !! 」 って興奮しちゃうんですけれど、それに感付かれてしまったら、「 なんだこの人は!」 って思われて距離ができてしまうかもしれないじゃないですか…。だから、あくまでも年上らしく 「 はるかちゃん、今日もいろいろと大変だよねぇ 」 みたいなテンションを保ちながら、バレないようにバレないように言動を観察してます (笑)。「 あ、今日は手作りのおにぎり持って来てるんだぁ 」 とかファン目線で思いながらも、「 あ、なにそれ作ってきたの? 」 みたいに冷静を装って、フラットトーンで会話に入るっていう…。僕、もしかしたらそこが一番真剣に芝居しているかもしれないです (笑)。

この公式サイトで連載中の 『 やましげの現場レポート 右脳左脳・右脳左脳 』 が大好評です!BBS にも応援メッセージが沢山届いています。

… マジですか?たぶんそれはコアな部分での組織票ですね (笑)。
まぁ、毎回楽しくやらせてもらってます。「 どうしてもドラマ本編では伝わらない “撮影現場の雰囲気” や “作っている人たちの裏側” なんかをご紹介できたらなぁ 」 と思って始めたんですけれど、ぜんぜんスタッフさんのこととかにも触れてないし、他の共演者のことも一切書いてない (笑)!自分のプロモーションの場みたいになっちゃってますけど、大丈夫ですかね !??
「 全然ドラマの内容と関係ないじゃねーか」みたいな方向に走ってますけど、今後は 「 事件は科警研で起こってる!」 みたいなアナザーストーリーの創作を検討してます。

生物学研究室での撮影中のエピソードを教えてください。

生物学の部屋っていうのは、高いものがいっぱいあるんですよ。撮影の初日に 「 ここの機材は全部本物で、あのアームがウインウイン動くヤツは 2,000万しますから 」 って説明を受けたんですが、それを聞いてから僕、もう本当におっかなくてね…。演出上 「 これをいじってくれ 」 という指示があったときは機械を操作したりもするんですけれど、それ以外はまったく近寄らないようにしてます (笑)。あまりそんなところをクローズアップして見る方はいらっしゃらないと思うのですが、たまに 「 ちょっと後ろでなにか作業しているようなお芝居をしていてください 」 と言われることがあるんですよ。そういうときはだいたい僕、紙資料を眺めてます。それか、誰かに “なんとなく指示を出してる風” か…。あれだけ機材が揃ってい部屋なのに、それしかやっていないっていうね (笑)。

では最後に、このドラマのみどころを教えてください。

この作品には、現場の雰囲気がうまく投影されているような気がするんですよ。
最初は共演者のみなさんとも緊張したけど徐々に話せるようになったりとか、そういった部分が、科警研のメンバーが九十九に振り回されながらもだんだん理解しあっていく部分とうまくリンクしているような気がして…。現場は今、本当にいい雰囲気なので、その空気感が画面を通じて伝わったらいいなと思っています。

あ、全国のやましげファンの方にもメッセージを !!

… えっと、僕、本当にみなさんのような “コアな方” に支えられてなんとかやれてきているので、これからも 『 草の根運動 』 お願いします。「 最近、彼いいよね 」 「 最近あの人、気になるよね 」 っていうみなさんのクチコミパワーで、これからも僕を生かしてもらいたい (笑)。
今後とも、「 肯定的な意見 」 をお願いします。。。

(photo)