水戸黄門 第3部

1971年11月29日〜1972年6月5日(全28話)


みどころ:

 この第3部から、助さん役は里見浩太朗となり、以後16年に及ぶ当たり役を確立する。
 また、黄門様の対極に置かれる権力欲の権化柳沢吉保は、すでに第1部から登場しているが、ベテラン山形勲が第19部まで演じ続ける。その柳沢吉保が、将軍綱吉の後継者に自分の傀儡となる人物を据えようと考えたのが事の起こり。老獪な彼は、黄門様が薩摩藩を潰そうとしているという話をデッチあげ、薩摩の忍者軍団に黄門暗殺を企画させる。
 黄門主従対忍者軍団という構図は、この第3部で既に作られ、その後もしばしば使われて、道中記にサスペンス要素を添えている。第3部では忍者軍団の一員に宮園純子扮するお新がいる。お新は、弥七に父親を殺されたと信じ込まされており、黄門様と弥七両方の命を狙うが、誤解が溶けたあとは、黄門様に心服し一行に加わる。この道中のあと、弥七とお新は結婚し、「田毎庵」を始め、江戸における一行の拠点となる。

登場人物:

水戸光圀(みとみつくに)/東野英治郎(とうのえいじろう)、
佐々木助三郎(ささきすけさぶろう)/里見浩太朗(さとみこうたろう)、 渥美格之進(あつみかくのしん)/横内 正(よこうちただし)、
風車の弥七(かざぐるまのやしち)/中谷一郎(なかたにいちろう)、 うっかり八兵衛(うっかりはちべえ)/高橋元太郎(たかはしげんたろう)、
霞のお新(かすみのおしん)/宮園純子(みやぞのじゅんこ)、 柳沢吉保(やなぎさわよしやす)/山形 勲(やまがたいさお)、
中山備前(なかやまびぜん)/永田 靖(ながたやすし)

立寄り先と主なゲスト:

【1】江戸:岡田英次、市川小太夫
【2】小田原:野川由美子、前田 吟
【3】箱根:青柳美枝子、柳沢真一

【4】三島:有川由紀、西村 晃
【5】駿河:望月真理子、東野孝彦
【6】藤枝:奈美悦子、砂塚秀夫

【7】島田:中村竹弥、鮎川いずみ
【8】掛川:弓 恵子、菅貫太郎
【9】浜松:水野久美、夏目俊二

【10】吉田:田中邦衛、山本豊三
【11】岡崎:高橋長英、吉田輝雄
【12】宮:桜井浩子、戸浦六宏

【13】桑名:佐藤 慶、鮎川いずみ
【14】伊勢亀山:珠めぐみ、永井智雄
【15】伊賀上野:有川由紀、滝田裕介

【16】河内:北川美佳、芦屋雁之助
【17】堺:竹原英子、金田龍之介
【18】岡山:志村 喬、夏八木勲

【19】徳島:五月みどり、井上孝雄
【20】土佐:関根恵子、毛利菊江
【21】岩国:岩本多代、沼田曜一

【22】下関:八木昌子、沢村宗之助
【23】博多:鮎川いずみ、蜷川幸夫
【24】平戸:御影京子、大竹修造

【25】天草:菅貫太郎、高品 格
【26】熊本:安井昌二、藤原釜足
【27】宮崎:高橋悦史、北林早苗

【28】薩摩、江戸:岡田英次、天野新士



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