鴻鳥サクラ(綾野 剛)
主人公。産婦人科医であり「BABY」と言う名を持つ天才ピアニストでもある。

仲間の医師たちや患者からの信頼も厚い産婦人科のチームのリーダー。生まれてきたすべての赤ちゃんに「おめでとう」と言ってあげたい、そう願いながら働いている。
実は、生まれてすぐにシングルマザーである母を亡くし、乳児院と児童養護施設に預けられ、サクラ自身も母と慕う人によって愛情深く育てられた。その頃からピアノを教えてもらい、喜び、悲しみ、苦しみをピアノに託すようになった。BABYはクラシック、ジャズ、ポップスなどのジャンルを超えた楽曲を自作で奏で、ライブハウスで2時間以上演奏することもあれば、「オンコール(病院からの呼び出し)」があると開演わずか10分で椅子から立ち上がり、ステージから消えてしまうこともある。しかし、楽曲のすばらしさとテクニックに加え、素性を明かさないミステリアスさから、抜群の人気を誇る。