この差って何ですか?

毎週火曜よる7時

過去の放送内容

2018年10月9日

健康長寿食材スペシャル!
100歳を超えても超元気な健康長寿の皆さんが毎日食べている2大食材の健康効果の差

(写真)

(1)より健康効果のある「梅干し」の食べ方の差

(写真)

専門家:白澤卓二(お茶の水健康長寿クリニック 院長)

この差は…
骨粗しょう症予防には、朝よりも「夜に食べる」
老化防止に効果的なのは、塩漬けの梅干しよりも「はちみつ漬けの梅干し」
便秘解消に効果的な食べ合わせは、ゴボウよりも「ヨーグルト」
血液サラサラにより効果的なのは、そのまま食べるよりも「煮て食べる」
梅干しを食べる時間や種類、食べ方で健康効果がアップ!


〇健康長寿2大食材①「梅干し」
101歳になっても現役で理容師として働いている箱石シツイさん、102歳になっても階段の上り下りを日課にするほどお元気な松林ちのさん。スーパーご長寿のお二人が積極的に食べている健康食材の1つは「梅干し」。

〇骨粗しょう症予防には「夜」に梅干しを食べると効果的!
骨のカルシウムが不足してくることが原因で起こる骨粗しょう症だが、カルシウムを骨に吸収されやすくするにはマグネシウムが必要。梅干しにはたくさんマグネシウムが含まれているため、梅干しを食べると骨粗しょう症の予防になる。
カルシウムの吸収率は、午後8時頃から上がるため、夕食に梅干しを食べるとマグネシウムが補われて、より効率よく骨を作ることができ、骨粗しょう症の予防につながる。梅干しを食べている人は食べていない人よりも骨密度が約10%高いという調査結果もある。

〇「はちみつ漬け」の梅干しは、老化防止効果のある成分が塩漬けよりも3割アップ!
梅干しには抗酸化作用があり、老化防止に効果がある「梅リグナン」が含まれる。「はちみつ漬け」の梅干しは、塩漬けの梅干しを塩抜きするため、塩が抜けた隙間に種の中の「梅リグナン」が出てくる。そのため「梅リグナン」の濃度が上がる。「梅リグナン」の含有量は、塩漬けよりも「はちみつ漬け」の方が3割ほど増す。
種をチュウチュウ吸うだけでは「梅リグナン」は出てこない。「はちみつ漬け」にするほか、焼酎に漬けて「梅リグナン」を出すという方法もある。

〇「ヨーグルト」との食べあわせで便秘解消
梅干しには便秘解消効果のあるクエン酸が豊富だが、より効果を出すには「ゴボウ」と組み合わせるよりも、「ヨーグルト」と組み合わせた方が良い。「ヨーグルト」は腸内の善玉菌を増やす一方、梅干しに含まれる「クエン酸」は悪玉菌の増殖を抑制してくれる。組み合わせることで善玉菌がより活性化されて便秘を解消してくれる。
おすすめレシピは「梅酒ヨーグルト」。 梅酒1:飲むヨーグルト2で飲みやすく便秘にも効果的なドリンクになる。

〇梅干しを加熱することで血液サラサラ効果がアップ!
梅干しの血液サラサラ効果をより得ることができるのは、「そのまま食べる」よりも、「煮て食べる」方が良い。梅干しを加熱すると、血液が固まるのを防ぐ「ムメフラール」という物質が発生し、血液をサラサラにして心筋梗塞・脳梗塞を予防する。煮物に梅干しを入れることで、手軽に血液サラサラ効果を得ることができる。
梅干しを加熱する脂肪燃焼効果もアップする。梅干しを生で食べるだけでも脂肪燃焼効果は得られるが、加熱することで「バニリン」という脂肪燃焼効果のある成分がおよそ20%アップする。

〇日本一の梅の産地和歌山県で聞いた、血液サラサラ!脂肪燃焼!「加熱」梅干し料理
「炊き込みご飯」
米1合につき、しそ漬けの梅干し1粒を入れ、炊飯器で普通に炊く。塩漬けの梅干しでも美味しく作ることができる。お茶漬けにして食べてもおいしい。

「梅のパリパリ焼き」
餃子の皮の上に大葉・たたき梅・豚バラ肉を載せて巻き、ごま油をひいたフライパンで焼いていく。餃子の皮に焼き目がついたら完成。チーズを入れるのもオススメ。

万能ソース!「梅びしお」
和歌山県には、「梅びしお」という万能調味料があり、魚の刺身にもつけて食べている。作り方は、まず梅干しをお湯に1時間つけて塩抜きしてから種を取り、裏ごしする。裏ごしした梅を鍋に入れて弱火で15分ほど煮、砂糖・みりんで調味。ひと煮立ちさせ梅にとろみがついてきたら、梅干しの健康効果を最大限に引き出した「梅びしお」のできあがり。

(2)「値段が高い梅干し」と「値段が安い梅干し」の差

(写真)

専門家:梅本昌宏(中田食品 副工場長)

この差は…
梅に「黒い斑点」があるか どうか
味に違いはないが、黒い斑点があると口当たりも見栄えも悪いため値段が安くなる。

〇「値段の高い梅干し」も「値段の安い梅干し」も同じ木の梅でできている!
梅の種類、メーカー、重さなどが同じでも値段が違うのは、値段が高い梅干しには黒い斑点がないが、値段が安い梅干しには黒い斑点があるから。黒い斑点はカビの菌が原因でできた傷。梅を塩漬けした時に殺菌されているので全く体に問題はない。
同じ畑から採れても、どの梅にも黒い斑点ができる可能性がある。梅は4月頃青い実がつき、およそ2ヶ月かけて梅干しのサイズまで大きくなる。その間に風によって飛んできた菌がたまたま付いてしまった梅だけ、黒い斑点がついてしまう。6月になると黄色く完熟した梅が自然に地面に落ちるため、梅農家の人たちが黒い斑点がある梅と黒い斑点がない梅に手作業で仕分けている。

〇どれくらいの割合で黒い斑点がある?
全体の梅の40%ほどが、黒い斑点のない「値段の高い梅干し」になる。黒い斑点がない梅干しだけに特選シールが貼られ、全国のスーパーに出荷されている。

〇味に違いはあるの?
あまり味に違いは感じられないが、黒い斑点のある梅干しは、その部分がザラッとした食感になる。黒い斑点のない無傷の梅干しは口当たりもなめらかで美味しい。黒い斑点があると口当たりが悪く見栄えも悪いため、値段が安くなる。

(3)より健康効果のある「お酢」のとり方の差

(写真)

専門家:小泉幸道(東京農業大学 名誉教授)

この差は…
「高血圧予防」には、「ピーナッツ」と一緒に食べる
「疲労回復」には、「ご飯」と一緒に食べる
「冷え性」には、「黒酢」を飲むと良い
「カルシウムの吸収率」アップには、「お酢入り牛乳」、「お酢入りあさりのみそ汁」が良い。

〇健康長寿2大食材②「お酢」
100歳を超えてもお元気なスーパーご長寿のお二人が積極的にとっているもう一つの健康食材が「お酢」。お酢の健康効果を期待して毎日酢の物などを食べている。

〇「お酢」は最強の調味料!
「お酢」には体に良い効果がたくさんある。しかも、「お酢」は料理に入れて加熱しても成分が壊れにくいため、「最強の調味料」と呼ばれている。
しかし、食べるタイミングや他の食材との食べ合わせを間違えると、お酢のもつ健康効果を十分に得られない。

〇「高血圧予防」のある「お酢」
「3大疾病」と言われる「心筋梗塞」「脳卒中」の原因の1つである「高血圧」。 「お酢」に含まれる「酢酸」には、血管を広げる働きがあり「血圧の上昇」を抑える効果がある。
実際に、毎朝1回大さじ1杯(15ml)の「お酢」をとり続け、「血圧の変化」を測定した実験では、元々「150以上」あった血圧が、8週間後には「140台前半」まで下がった。しかし、「お酢」をとるのをやめたとたんに血圧が元の数値に戻り始めた。つまり「お酢」は毎日とらなければ、血圧を下げる効果はない。

〇(問1)「高血圧予防」ために、「お酢」と一緒にとるとより効果があるのは、「わかめ」、「ピーナッツ」、どっち?!
「お酢」と一緒に食べると「高血圧予防」により効果がある食材は「ピーナッツ」。
「ピーナツ」の中には、「オレイン酸」という油が入っていて、血圧が上がる原因となる物質である血液中の「悪玉コレステロール」を減らす働きがある。「お酢」と一緒に「ピーナッツ」を食べると、小腸で「お酢」の「酢酸」が「ピーナッツ」の「オレイン酸」をより細かく分解して、血液中の「オレイン酸」の数が増え、より多くの「悪玉コレステロール」を減らしてくれる。

〇「お酢」と「ピーナッツ」の効果的な食べ方
より効果的な食べ方は、「お酢」に「ピーナツ」を3日ほど漬けた「酢ピーナッツ」。「お酢」に漬けることによって消化されやすくなり、「ピーナツ」の「オレイン酸」が吸収されやすくなる。
「茶色い皮」は付いたまま食べるのが重要。「茶色い皮」には「ポリフェノール」という血管を広げてくれる物質がたくさん入っているため、血圧を下げる効果がある。
毎日20粒程度食べると効果がある。「お酢」の種類は何でも良い。「お酢」の酸味が苦手な方は「ハチミツ」を入れるとより食べやすくなる。また、人間の血圧は朝起きて段々と上がるため、血圧を上げないためには朝食べた方が良い。

〇(問2)「疲労回復」ために、「お酢」と一緒にとるとより効果があるのは、「ご飯」、「豚肉」、どっち?!
「お酢」と一緒に食べると「疲労回復」に、より効果があるのは「ご飯」。
疲労回復に一番なのは、ご飯の中に含まれている「糖」。「糖」は体内に入ると「エネルギー源」に変換されて、体内に蓄えられるが、この時「ご飯」と一緒に「お酢」をとると、「お酢」に含まれる「酢酸」の働きによって、「糖」が素早く「エネルギー源」へと変換される。そのため、短時間で より多くのエネルギー源が作られるので、「疲労回復」が効率的に行われる。
「糖分」だけとった場合と、「お酢と一緒に糖分」をとった場合を比べると、その吸収率はなんと3倍にもなる。マラソンのレース中にハチミツにお酢を入れたスペシャルドリンクを飲むランナーが多いが、これも疲労回復に非常に効果があるから。

〇「お酢」と一緒にとった方が良い食材: 「牛乳」
「牛乳」の代表的な栄養素は「カルシウム」。 「カルシウム」は、体内で吸収されにくい性質を持っていて、牛乳の場合 約50%しか吸収されない。しかし、「お酢」と「カルシウム」を一緒にとることで、その吸収率が2割ほどアップするという結果がある。
「お酢入り牛乳」の作り方は、「牛乳」コップ一杯120mlに対し、「お酢」を大さじ1、「はちみつ」を大さじ1入れて、よくかき混ぜれば完成。街の人に飲んでもらうと「美味しい!」「さわやか!」「ヨーグルトシェイクのようで飲みやすい」と高評価。

〇「お酢」と一緒にとった方が良い食材: 「あさりのみそ汁」
「あさり」の貝殻には「カルシウム」がたっぷり付いている。「あさりのみそ汁」を作る場合には、「お酢」を調理の最初に入れると、「お酢」の「酢酸」が貝殻を溶かしてくれて、貝殻に含まれていた「カルシウム」がたくさん外に出てくる。溶け出す「カルシウム」の量は4倍にもなる。
「お酢入り あさりのみそ汁」の作り方は、あさり100グラムに対し、水400ml、「お酢」を大さじ1杯入れ、貝殻の「カルシウム」を十分溶かすため沸騰後8分ほど加熱する。最後に味噌を溶かしたら完成。酸っぱさはなく、普通の味噌汁と同じで、「お酢」が入っているのは分からない。 「骨粗しょう症」が気になる方は、ぜひお試しを!

〇(問3)「黒酢」を飲むと、予防できるのは、「冷え性」、「腰痛」、どっち?!
「黒酢」の健康効果は、「冷え性」。
「冷え性」の主な原因は、代謝の低下。代謝が低下するとエネルギーが完全に燃えないので、体が温められなくなってしまう。「黒酢」には代謝を活発にさせる成分の「アミノ酸」が豊富に含まれている。「黒酢」の原料は、「アミノ酸」がたくさん含まれている玄米を使っているので、一般的な普通の米酢と比較すると、おおよそ3倍「アミノ酸」が多い。「アミノ酸」は、代謝を上げることができるので「冷え性」対策には「黒酢」が、1番効果がある。
「黒酢」を水で割って飲む場合、水150mlに対し、大さじ1杯が目安。「アミノ酸」が多く含まれるため、「二日酔い」にも効果的!

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