この差って何ですか?

毎週火曜よる7時

過去の放送内容

2017年12月5日

(1)「ツルツルのあんまん」と「シワがある肉まん」の差

(写真)

専門家:佐々木慎吾(招福門 副料理長) 泉 貢市(新宿中村屋 つくば工場 工場長)

この差は…
作る時に「引っくり返す(あんまん)」か「引っくり返さない(肉まん)」か どうか
コンビニで売られている工場でつくる「肉まん」は目印にするため。


〇あんまんの作り方
手作りの場合、包んだあと、見た目をキレイにするために裏返す。

〇肉まんの作り方
手作りの場合、ヒダをつけるように絞り、上をしっかり絞ったあとは、裏返さない。

〇なぜ肉まんはひっくり返さない?
豚肉をたくさん使っているので、蒸らすと肉汁が出てくる。そのため、ひっくり返すと蒸す過程において肉汁がこぼれてしまうから。

〇コンビニで売られている肉まんは、別の理由でシワが!
工場でつくられている肉まんは、「シワが目印」になるので付けている。工場での作り方の場合、肉汁が染み出す心配がないため必要ないが、「肉まん=シワ」というイメージが浸透しているので、わざわざシワをつけている。

(2)「はんこ(判子)」と「印鑑」の差

(写真)

専門家:中島正一(全日本印章業協会 顧問)

この差は…
「印を押す道具」か「登録された印影」か どうか

〇「はんこ」とは
「はんこ」は「印影」を押すための道具。

〇「印影」とは
「はんこ」を使って、紙に押したモノ。

〇「印鑑」とは?
「印影」を役所や銀行に届け出をして、登録された印影だけが「印鑑」という。

〇「印鑑を押す」という表現は間違い?
この場合は、「印影を押す」が正解。

〇なぜ「はんこ」を「印鑑」と呼ぶようになったのか?
「はんこ」を「印鑑」と呼ぶようになったのは、明治時代から。明治時代に「印鑑登録制度」が導入され、「印鑑」という名前をよく耳にするようになり、「はんこ」と混同して使われるようになった。

〇「印章」とは?
「はんこ」の正式名称は「印章」。「はんこ」は俗称。中国では「印」や「章」と呼ばれていたが、日本では「印章」と呼ぶようになった。

〇「はんこ」の名前の由来は?
江戸時代に浮世絵など版画が楽しまれるようになり、その版画が「はんこ」と呼ぶきっかけとなった。「版画」などに使われる「木の原板」を「版行(はんこう)」と呼んでいた。同じ絵柄を刷る道具である「版行」と、同じ印を押す道具の「印章」が似た道具だったため、「はんこ」と呼ばれるようになった。

(3)「手先や足先が冷えやすい人」と「そうではない人」の差

(写真)

専門家:市原淳弘(東京女子医科大学 高血圧内分泌内科教授)

この差は…
毛細血管の先に血が通っていないか どうか

〇「冷え性」は女性約8割、男性約4割が悩んでいる
女性に多い冷え性の原因は、男性に比べ熱を生み出す「筋肉が少ない」ことや女性にしかない「子宮や卵巣がある」ためといわれている。(※リンナイ調べ)

〇冷えていると感じる体の部位は?「足先」「手先」が圧倒的。
「足先」は85%、「手先」は60%と、「お腹」や「背中」、「体全体」に比べて多い。これは「四肢末端型冷え性」と呼ばれる症状。(※リンナイ調べ)

〇原因は、「毛細血管の先に血が通っていない」ため
「足先」や「手先」に冷えていると感じる人は、毛細血管の先に血が通っていないといえる。「足先」「手先」にまで毛細血管はあるが、血液が行き渡らないために温度が伝わらず、「冷えた」と感じてしまう。

〇毛細血管をもとに戻す方法が2つ!
(1)食べ物で解消!:「シナモン」
「シナモン」は、血管の修復を促進。結果として、毛細血管を丈夫にする作用がある。1日0.6g〜3g程度(スプーン小さじ1杯)。カフェオレやミルクティ、トーストなど、工夫をしながら毎日食べると良い。

(2)姿勢で解消!:「正座」
「正座」をすると全体重が「ふくらはぎ」にかかり、「ふくらはぎ」が圧迫されて血が止まる。その状態から立ち上がると、止まっていた血流がバァっと再開して、血流が足の先の隅々まで行き渡る。「正座(約30秒)して、立ち上がる」を3セット繰り返すと効果的。なれてきたら少しずつ増やすと良い。ただし、あまり長い時間「正座」をしていると「エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)」を起こすことがあるので注意すべき。

正座できない人には、「スクワット」がオススメ。「スクワット」をすると、「ふくらはぎ」や「太もも」の筋肉が収縮し、血管を圧迫することで、血液を止めかけるが、また開いて、ポンプ状に血液を押し出し、足先まで血液を行き渡らせる効果が期待できる。ただし、ヒザや腰に不安のある方は無理をしない範囲で行ってください。

〇女性の疑問!「スクワット」で足は太くなる?
スクワットをしても足は太くならない。逆に筋肉が発達することや溜まっていた血液が心臓に戻ることで、むしろ脚の方はスリムになる効果も期待できる。

(4)容器に「水が入っている豆腐」と「水が入っていない豆腐」の差

(写真)

専門家:渡辺一真(町田食品株式会社 大渕工場長)

この差は…
賞味期限が長いか 短いか どうか
「水が入っていない豆腐」は賞味期限を長くするために製造。

〇賞味期限の差
番組で紹介したお豆腐の場合、「水が入った豆腐」は賞味期限が12日、「水が入っていない豆腐」は21日と9日も長い。「水が入っていない豆腐」は賞味期限が長くするために製造されている。

〇「水が入っている」から賞味期限が短い!?
実は「水」は関係ない。「製造工程が違う」ので、賞味期限が違う。「水が入っていない豆腐」は、豆乳を直接容器に入れ、フタをする。そのあと加熱殺菌をしながら固める。一方、「水が入っている豆腐」は、豆腐をつくってからカットし、水の入っている容器に入れてフタをして、加熱殺菌する。

〇なぜ「容器に入れてから固める」と「賞味期限」が長い?
「容器に直接豆乳をいれている豆腐」は、「水が入っている豆腐」と比べて、加熱殺菌の温度を約10℃ほど高くすることができる。それにより、賞味期限を長くすることができる。一方、「水が入っている豆腐」は、すでに豆腐になっているため温度を高くすると、固くなったり、風味がなくなってしまう。そのため、殺菌温度が10℃ほど低くなり、賞味期限が短くなってしまう。

〇なぜ「賞味期限が短い豆腐」も作るの?
「水が入っている豆腐」は、「昔ながらの豆腐」ということで、皆さん馴染みがあるので、「美味しい」と感じる人が多い。実際「水が入っている豆腐」の方がよく売れるため、作り続けているとのこと。(※町田食品調べ)

(5)生(なま)しょうゆ」と「生(き)じょうゆ」の差

(写真)

専門家:高橋万太郎(職人醤油 代表取締役)

この差は…
「加熱殺菌」をしているか どうか
しょうゆの種類としては全く別モノ。製造方法が違う。

〇「生(き)じょうゆ」の製造方法とは
「生(き)じょうゆ」は、火入れを行って(加熱)殺菌を行う。

〇「生(なま)しょうゆ」の製造方法とは
「生(なま)しょうゆ」は、火入れをしない。殺菌しないわけではなく、フィルターを通してろ過することで菌を減らしている。

〇「生(なま)しょうゆ」の特徴とは?
火入れ(加熱殺菌)をしなくても、菌を減らすことができるので、「しょうゆ本来の風味」で「まろやかな味」になる。

〇なぜ、同じ漢字の名前を付けたのか?
先に出てきたのは「生(き)じょうゆ」。

平成10年頃、「生(なま)しょうゆ」が誕生。なぜ「生(き)じょうゆ」があったのに「生(なま)しょうゆ」にしたのかというと、当時「生(なま)チョコ」「生(なま)パスタ」「生(なま)キャラメル」など、「生(なま)」に対して、新鮮でいいイメージがあったため、お客様が持つイメージを意識して名付けられた。

ただし、購入の際に間違わないように、食品表示法で「フリガナ」を付けることが義務化されている。

〇味の差は?
それぞれの特徴で、相性のよい料理などがある。「生(なま)しょうゆ」は「角がなくて、まろやか」なので、「お豆腐」や「お刺身」、「卵かけごはん」に合う。「生(き)じょうゆ」は「角が立っている」ので、「すき焼き」などに合う。

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