この差って何ですか?

毎週火曜よる7時

過去の放送内容

2015年5月10日

(1)同じメーカーなのに【値段が高い牛乳と、値段の安い牛乳】この差って何?

専門家:小山浩子(牛乳研究家・管理栄養士)
この差は…乳脂肪分の量

値段が高い牛乳は【成分無調整牛乳】といい、値段が安い牛乳は【成分調整乳】という。
例えばタカナシ乳業から出ている成分無調整乳の「北海道3.7酪農王国」(250円)は、乳脂肪分が3.7%以上。一方、成分調整乳の「さわやか家族」(200円)は1.6%。
で、乳脂肪分の差は2.1%!というわけで乳脂肪分が高い方が値段が高いということになるが…低脂肪乳は昨今のヘルシー志向にあわせて作り出された商品で、生乳からわざわざ乳脂肪を抜くという手間をかけて作っている。ではなぜ、手間をかけているのに安くできるのか?
実は、メーカーは取り除いた乳脂肪分で、バターや生クリームなど別の商品を作って利益を得ているため、その分牛乳の値段を抑えることが出来ているのだ。

(2)【Mサイズの卵と、Lサイズの卵】この差って何?

専門家:高木伸一(たまご博物館館長)
この差は…卵を産むときのニワトリの年齢

卵のサイズはニワトリの年齢によって異なる。具体的には…
Sサイズは生後4ヶ月〜5ヶ月
Mサイズは生後6ヶ月〜1年
Lサイズは生後10ヶ月〜2年
LLサイズは生後1年半以上〜
しかし、このニワトリの年齢で変わるのは、ニワトリの体の大きさではなく、卵管の太さ!
ニワトリは成長するにつれ卵管が太くなり、そこで分泌される白身(卵白)が増えて卵が大きくなる!

つまり、卵のサイズによって変わるのは卵白の量だけで、黄身の大きさは基本的に一緒なのだ!

(3)【平成元年と、平成27年】この差って何?

専門家:井上利一(株式会社ジオリゾーム)/町田忍(霊柩車のスペシャリスト)

道路標識が『とまれ』から『止まれ』になった!
理由は…「止」という一文字だけを見てパッと認識できるようにするため
道路案内がローマ字表記(Kokkai)から英語表記(The National Diet)になった!
理由は…ローマ字表記では外国人観光客や留学生に伝わらないため
トンネル内の照明がオレンジ色のナトリウム灯から白色の蛍光灯にかわった!
理由は…昔は排ガスが立ち込めたトンネル内で先を見通すにはナトリウム灯(オレンジ色)の必要があったが、時代と共に排ガスが薄くなり白色蛍光灯が使用可能になったから!
霊柩車のデザインが宮型霊柩車から洋風のバン型霊柩車にかわった!
理由は…見るからに縁起が悪いという近隣住民からの苦情を受けて和風霊柩車の乗りいれを禁止する火葬場が急増したから!

メーカーも効能も同じなのに【1日3回服用の錠剤と、1日2回服用の錠剤】この差って何?

専門家:井手口直子(帝京平成大学薬学部教授)
この差は…時間差で効く仕掛けがあるかないか

そもそも体に入った薬は胃でとけて腸で吸収される。ところが、
1日2回服用の錠剤は胃で一部がとけて、とけた成分は腸で吸収するが、溶け残った一部の薬は時間差で溶けて吸収。そのため効果が長時間持続する。今回番組で紹介した佐藤製薬の「ストナリニS」は、薬の中にもう一つ薬が入っているような一目瞭然の二重構造になっていた!

(5)実験!どれぐらい「差」があるんですか?【プロが作る低カロリー料理と、主婦が作る普通の料理】

主婦代表:藤田朋子
専門家:浜田陽子(料理研究家)

この差は…
ハンバーグのひき肉の差
ハンバーグの焼き方の差
ハンバーグのソースの差
エビフライの揚げ方の差
ポテトサラダのマヨネーズの差

まずハンバーグの挽肉は自家製で作るのがベスト!お店の合いびき肉は脂が多くなるので、牛モモ肉7:豚ヒレ3で作れば大きくカロリーダウン!さらに、ハンバーグは強火で1分だけ焼いて余分な油を外に逃がし、あとはアルミ箔で包んで中まで火を通す。そしてソースは黒酢とトマトケチャップ・砂糖を煮詰めて作る。フライパンのあまった肉汁を使うのはNG!
続いてエビフライ。パン粉をスプーン1杯の油でこんがりキツネ色になるまで炒めて、それをえびにつけたら、オーブンで焼く。油で揚げるとどうしてもカロリーが高くなるが、オーブン焼きなら安心。
最後にポテトサラダはマヨネーズにヨーグルトを加えて、マヨネーズの使用量を半分にする。

(6)同じ果汁100%なのに【透き通ったリンゴジュースと、濁ったリンゴジュース】この差って何?

専門家:小笠原康彦(JAアオレン)
この差は…食物繊維を取り除いているかどうかの差

りんごの皮をむいた後、時間がたつと全体的に茶色くなってしまう。この現象を「褐変(かっぺん)」というが、これは絞りたてのりんご果汁でも同じことがおきる。茶色く濁ったリンゴジュース…これはどうみても美味しくなさそう…というわけで、せめて濁りだけでも取り除こうということで、濁りの原因である食物繊維を取り除いて出来たのが、透き通ったリンゴジュース。つまり、あの何とも美味しそうな琥珀色は「褐変」によるものだった。その後、この「褐変」そのものを防ぐ方法が発見された。それは、ビタミンCを加えること。たったこれだけのことで、今ではリンゴを絞ったそのままの濁ったジュースが飲めるようになったというわけ。自宅でむいたリンゴにレモン汁などを絞りかけておけば、変色しないのでぜひ試してほしい。

(7)【猫舌の人と、猫舌ではない人】この差って何?

専門家:青山智美(口腔外科医)
この差は…舌の使い方が上手かどうか

舌の構造や感覚そのものに、個人差はまったくないという衝撃の事実。では、一体なにが違うのかというと…猫舌の人は熱いものを食べるときに、熱に敏感な舌先を前に出したままにしているが、猫舌ではない人は、舌先を下前歯の裏に隠すようにしてまるめ、熱いものを下の奥に流しこんでいるという。
ちなみに。子どものころはみな猫舌。で、成長する過程で、熱いものを食べるためにはどうすればいいかを自然と学んでいくとのこと。そのため、一概にはいえないが、猫舌の人の親の多くはやはり猫舌とのこと。親が猫舌だと、家庭の食卓にもあついものが並ばないため、「熱いものを上手に食べる訓練」がなかなか出来ないということ。子どもが猫舌になるかならないかも親次第!?

(8)【ひらがなの「へ」と、カタカナの「へ」】この差って何?

専門家:今野真二(清泉女子大学文学部日本語教授)
この差は…ない!

そもそも平仮名とカタカナの成り立ちは…平仮名は漢字全体を崩して作られたもので、カタカナは漢字の一部を崩して作られたもの。ところが、「へ」の元となった漢字の「部」は、「物部氏」「日下部氏」「山部氏」「額田部氏」など、人の名前に多く使われていたため、早くから「阝(おおざと)」だけしか書かれない省略が行われていた。そのため、漢字全体を崩して作る平仮名も「阝(おおざと)」から「へ」がうまれ、漢字の一部を崩して作るカタカナも「阝(おおざと)」から「へ」がうまれたというわけ。

(9)【無臭ニンニクと、普通のニンニク】この差って何?

専門家:有賀豊彦(日本大学名誉教授)
この差は…無臭ニンニクはそもそもニンニクではない!

無臭ニンニクはジャンボリーキという西洋ねぎの仲間で、にんにくとはまったく別の野菜。
ではなぜ、まったく別の野菜に「にんにく」という名前をつけたのか。
考えられる理由は2つ。一つは形が似ているということ。無臭ニンニクはニンニクとそっくりな形をしているが、その大きさが驚くほど巨大で、普通のニンニクの8倍〜10倍はある。
そして二つ目が匂い。ニンニク独特のあの匂いの元は「アリシン」と呼ばれる成分なのだが、無臭ニンニクにはこの「アリシン」が普通のニンニクの約60分の1ほど含まれていて、ほのかなニンニクの匂いがする。が、いわゆるスタミナの元と言われているのも「アリシン」なので、無臭ニンニクのスタミナ効果はあまり期待できないかもしれない。
ただし、無臭ニンニクは「サポニン」という成分を多く含んでいて、アルコールやコレステロールの吸収抑制、肝臓を強くする効果が期待される。

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