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ことわざはいつごろ出来たのですか?
(小5・おんな)
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まず「ことわざ」っていう言葉を分解するね。
そうすると「こと」の「わざ」、つまり、言葉の技(わざ)なんです。
「技」は分かりますね。スポーツでも「この技は」とか言うでしょう。すぐれた、いい言葉というのは、それを誰かが使うことによって、気持ちが上手く伝わったりするものなのね。
だから、いつ出来たかというより、昔の人たちが言っていた言葉が、今に言い伝えられているんですね。
それにね、「ことわざ」を漢字で書くと、ごんべんに「彦」って書くの。「彦」という言葉は、「優れている」という意味なのね。というわけで、優れた言葉のことを「ことわざ」って言うんだね。
僕は小さい時から「稔(みの)るほど頭(こうべ)をたれる稲穂(いなほ)かな」なんていう言葉が好きなんですが、知ってます?
こども:はい
あ、知ってた?うん、僕はあのことわざを大事にして、今もキミにていねいにことわざの話をしているんですよ。「稔るほどこうべをたれる稲穂かな」って頭を垂れながら・・・優れた言葉ですよね
三屋先生:私が好きなのは「大は小を兼ねる」です。 (一同:笑)
「大は小を兼ねる」、いいですねえ、三屋さん大きいんだものねぇ。
三屋先生:ラジオで聴くとすごく大きく聞こえるけど、そんなに大きくないのよ!
(一同:笑)
でも、色々なことわざを覚えるのって、話題が豊かになって楽しいですよ。
放送タレント・永 六輔 先生
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