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花粉はおいしそうには見えないのに、ハチミツになった後おいしくなるのはどうしてですか?
(小3、女の子)
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藤原先生:実はミツバチは花粉とハチミツの両方が食料なのです。ハチミツというのはミツバチの巣箱の中でできるもので、花にあるうちは花のミツ。植物はどうして花のミツを出すかと言いますと、昆虫に受粉をしてもらうためにミツを出します。ですから花粉そのものは甘くはありませんが、ミツバチはハチミツを作る過程で、花粉をお腹に持って、それを花のところで自分の口から出したミツで固めます。ですから花粉もミツバチが持ってきたものは食べてみると苦く少し甘いです。そして花のミツそのものは、甘さがジュースよりも薄いくらいの時もありますが、ミツバチが何度も口移ししたり、巣の中で伸ばしたりして、どんどん乾燥させて3日から1週間で花のミツがハチミツに変わります。糖分の種類が変わるわけです。
おねえさん:そうなんですか。材料としての花粉は甘くはないということですね?
藤原先生:甘くはないですね。
おねえさん:花粉はミツバチのおかげで甘くて、おいしくなるということなのですね!
岩手県藤原養蜂場の藤原誠太 先生
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