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どうしてきのこは、輪になって生えているんですか?
(小6・男の子)
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荻田先生:きのこの中に共生菌(きょうせいきん)と言いまして、木の根にとりついて木と一緒に育つ「きのこ」があるんですね。木の根は土の中でのびてきます。360度、左右下に伸びてきますよね。そして円を書いたように伸びていきます。
そうすると、だいたい木の根の先端あたりにきのこの菌がついて、そっから地上にむけて出てくるんですね。それを「フェアリーリング(妖精の輪)」といいます。だから、大きな木の周りには大きな輪が、小さな木の周りには小さな輪がでるんですね。
だいたい木の葉っぱの一番外側の真下辺りが木の根の先端になるんですね。ですから、たとえばマツタケを探す場合には、松の木の根元を探すのではなくて、上を見上げて松の木の一番外側のはっぱの下をさがすとそこにはえているかもしれませんね。一本のきのこを見つけたら輪になって探すのがいいんですよ。
きのこアドバイザー:荻田 毅 先生
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