TBS「革命×テレビ」／編集後記

編集後記

3月27日放送編集後記

今回の編集後記は豪華2本立てです。

「水●ADが清水監督と仕事をする」の巻

今回紹介した清水監督の作品。
なんと監督自ら、番組の為だけに、脚本を新たに書き下ろしていただいた作品なんです。
メールで送られてきた文章を読んでいるだけで、思わずゾッとしてしまう。
さすがです、監督！

ロケでお会いした際、「映画監督ってガンコで怖いんだろうなぁ」とかなりビビッていたものの、
実際お会いしてビックリ。なんて穏やかなお人柄！
非常に丁寧にご挨拶と名刺を交換してくださいました。ちょっと意外。

ですが、画作りへのこだわりはさすがです。
出演者のメイクには特にこだわっていました。
iPhoneやアプリの特性を考慮した上で、いつもよりちょっと濃いめのホラーメイク。
実はカメラにはほとんど映らない顔周りや首筋にも、首吊り痕などが入っているんです。
気づきましたか？

ちなみに、当然カメラマンも監督がこなします。

軽いiPhoneに戸惑いながらも夢中で撮影する監督。
「まるで自主映画作ってるときみたいだよ。」と監督デビューする前の頃を懐かしみつつ、
でもどこか新鮮なキモチで取り組んでいただきました。

撮影中、急に間接照明がフッと消えるなんて現象もあり、スタッフがビビりまくっていると、
「ホラー撮ってるとあるんだよね～」と監督。
やはりホラーの監督にはホラーな偶然も呼び寄せる力があるんでしょうか。

ハリウッド監督が小さな画面に向かって指先で編集している姿はどこか微笑ましい感じでしたが、
完成した作品は思わず息を呑んでしまうほど。めちゃめちゃリアル怖いです。
監督も「うん。うん。」と満足のご様子。
ご覧になった皆さん。いかがでしたでしょうか？

監督にとっても初めての試み。試行錯誤していただきつつも、すばらしい作品が完成いたしました。
ありがとうございました！！

「崎●APが見た元CCB笠浩二48歳初挑戦」の巻

PHOTO

元CCB、笠さんに番組がお願いしたのは、
ドラムアプリを使って「Romanticが止まらない」を演奏し、歌ってほしいという事。
練習期限は一週間。

笠さんはアプリのドラム音の完成度に驚きつつ、快く引き受けてくれた。
が、日を重ねる事に不安と不満は爆発寸前だった。

「iPadじゃダメですか？」
「小さい画面で叩きながら、さらに歌わなきゃいけないのが凄く難しいんですよ」
「ちょっと指がズレるだけで違う音が出ちゃうんです」と。

私はあまり音楽に精通していなかったので若干他人事のように、
「iPadよりiPhoneでやる方がハードルもあがって、視聴者に凄さが伝わりやすいんです」
と押し返した。

収録当日、
笠さんの指の震えはとまらない。
「笠さん、リハーサルはどのくらいやりたいですか？」と聞くと
「何回でも、もう何回でもやりたいです！！！」
リハーサルの回数を重ねるごとに震えはおさまってきていたが、
表情に余裕はなかった。

本番直前までiPhoneと睨み合いを続け、
余裕のないまま本番が始まり、ひとつの作品が完璧に披露され、スタジオのテンションはMAXに･･･
そして無事に「Romanticが止まらない」の演奏を終えた。

その瞬間、笠さんの顔には安堵の表情がみられたが、そうではなかった。
収録が全て終わって私に言った言葉が･･･
「ちゃんとできなくてすみません！」
と予想外のコメント。さすがプロだと思った。

帰り際、
「今、普通のドラムを叩きたいです！ものすごく！」
と言った笠さん、この一週間もの凄い量の練習をしてくれたに違いない･･･
私が軽く言った一言
「iPadよりiPhoneでやる方がハードルもあがって、視聴者に凄さが伝わりやすいんです」
のせいで・・・

笠浩二、穏やかな人柄の裏には、灼熱のプロ根性が隠れていた。
笠さんのライブでiPhoneパフォーマンスが見られる日は近いかもしれない。

笠さんのおかげで、番組のラストに華を添える事ができました！
本当にご協力ありがとうございました！！

以上、いままで番組をはじめ編集後記他HPをご覧頂ありがとうござました。
今回が最終号となります。

次回放送予定

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