10月17日放送
いつか帰れる日まで ~異国で願うミャンマーの民主化~

2021年2月、ミャンマーで国軍のクーデターが起こり、市民との衝突で多くの犠牲者が出た。そんな祖国の状況を案ずるアウン・ミャッ・ウィンさん。大阪でミャンマー料理店を営んでいる。今回のクーデターで在日ミャンマー人たちの中には、民主化運動に参加した親族が逮捕され、自分も帰れば拘束されるのではないか、と帰国を躊躇する人がいる。また、コロナ禍で生活に困窮する人は少なくなく、ウィンさんは、自らが営む料理店や介護施設で働かせたり住まいを提供したりしている。ウィンさん自身、14歳から民主化運動に参加。逮捕された経験がある。

その後、祖国を脱出、2004年に日本で難民認定された。そんなウィンさんにある日、ミャンマー人から助けを求め連絡が入る。サッカーワールドカップアジア予選で国軍への反抗を示す「三本指」を立てたサッカー選手からだった。それからカメラは、息詰まる脱出劇に密着。一部始終を目撃することになる。

製作:MBS毎日放送
ディレクター:和田 浩