秋のドラマ特別企画『命〜天国のママへ〜』

2013年11月11日(月)よる9:00から

みどころ

 妻そして母親に先立たれた、父親と息子が寂しさと悲しみに立ち向かい、親子の絆を深めてゆく姿を、林業が盛んな山間の町を舞台に感動的に描く。
豊かな自然の中で暮らす生活が見つめなおされている現在に、自分たちの生き方と家族の絆について考えるきかっけにしたい作品。

あらすじ

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東京で設計事務所を営む水沼春樹(萩原聖人)は仕事にあけくれ、小学生になる息子・蓮のことは妻・響子(矢田亜希子)に任せきりだった。ところが去年、体の不調を訴えて入院した響子が、治療の甲斐なくあっけなくこの世を去った。突然始まった息子との二人きりの生活に、春樹は戸惑いを隠せない。そしてまた突然母親を亡くした蓮も、生きる気力を失っていた─。

そんなある日、春樹と蓮は、響子の一周忌を終えて、響子の実家がある岐阜県加子母を訪ねた。響子の実家は五百年間、山守として林業を営んできた家柄。父・内木繁弥(津川雅彦)は二十代目として一人暮らしをしながら家業を守っている。
娘である響子が家業を継ぐことを期待していた繁弥は、春樹との結婚に反対し式も欠席した。春樹が実家を訪れるのは、結婚の申し込みに来て以来、十数年ぶりのことだった。繁弥もまた娘に先立たれた悲しみを抱えていた。
実は、春樹は今回の訪問であることを密かに期待していた。響子の遺品の手帳に書かれた「幸せの木」が何を意味するのかを知りたいと思っていたのだ。ところが、繁弥は春樹に対して冷ややかで、蓮にもまるで他人のような態度を見せる。

仕方なく宿を探すため道を引き返す途中、父子は繁弥の幼馴染である湧田源治の娘・葉摘(木村多江)と孫娘・菜摘(谷花音)に出会う。二組の親子は意気投合し、春樹たちは湧田家で宿泊することになった。葉摘の夫は家を出て、夫婦は離婚の危機に瀕しているという。
源治は、繁弥が響子と春樹の結婚後意固地になり、近所付き合いもよくないと寂しそうに語る。残念なことに「幸せの木」については源治も葉摘も心当たりがないそうだ。

翌日、春樹は伐採を手伝うため葉摘と一緒に森に入った。木々に囲まれながら働くうち、春樹の心は癒され、葉摘に心を開いていく。
一方蓮は、菜摘と源治と三人で渓流釣りに出かける。蓮もまた自然に癒されていたが、突然源治が倒れ意識を失う。山奥では携帯電話はつながらない。助けを呼ぶために蓮は一人で山道を駆け降りるのだが…。

出演者

水沼春樹…萩原聖人
友永葉摘…木村多江
水沼蓮…藤本哉汰
友永菜摘…谷 花音

水沼響子…矢田亜希子
湧田源治…上條恒彦
内木繁弥…津川雅彦

スタッフ

製作:
MBS
TBS

制作協力:
MMJ

プロデューサー:
竹園元
深迫康之
布施等

作:
井沢満

演出:
竹園元

主題歌:
馬場俊英「青空」
(ワーナーミュージック・ジャパン)


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